成田エクスプレスといえば個人的には、遅い、高い、本数イマイチと最悪なイメージでしたw
確かに京成スカイライナーと比べればこの3点全てが劣っています()実際に成田に行くときは成田エクスプレスを1度も使ったことがないです。通常の道路状況だと東京駅八重洲口や鍛冶橋から成田に向かうLCCバス(1,000円)で60分程度ですので、成田エクスプレスの東京駅から成田第一まで55分程度と大差ないです。(値段は約3倍)
しかし、成田エクスプレスはJRの路線を活かし様々な駅に乗り入れている。今回はそんな成田エクスプレスのほぼ唯一の長所についての話です。
えきねっとでは時間、区間限定で成田エクスプレスに830円で乗れる、えきねっとトクだ値というものがあります。成田エクスプレスの場合は指定席特急券のみですので別途乗車券が必要になります。(後述するチケットレスサービスではないので事前に指定席券売機などで発券する必要があります)
成田エクスプレスではえきねっとチケットレスサービスもありますが、こちらで買うと890円なので多少高いです。
だたし条件としては
東京駅17時46分発以降の東京、品川→武蔵小杉、横浜、戸塚、大船(9本)
渋谷駅21時10分発以降の渋谷、新宿→吉祥寺、三鷹、国分寺、立川、八王子、高尾(2本)
渋谷駅18時40分以降の渋谷、新宿、池袋→大宮(2本)
と制約があります。
成田空港からの乗客が東京駅などで降り、その余った分空気輸送するくらいなら座りたい通勤客の方、安くするから乗りませんか?といったものだと思われます。ちなみに朝方の逆方面の設定はありません。
実際に乗ってみました!
乗車日 2019年11月某日(平日)
この日は東武東上線本線が事故により埼京線は振替輸送のため大混雑、おまけにダイヤも乱れているという最悪な日でした。
定刻通りに出発しました。この日は1両に5人程度の乗車と少なかったものの、通勤客と思われる方がそのうち1両あたり3-4人いました。
スーツケース置き場はガラガラです。
大きな買い物を仕事や学校帰りにしたときはいいかもしれませんね。
シートは思った以上に快適で足もかなり伸ばせました。シート自体は京成スカイライナーより上だと思います
国際列車ということだけあって外国語によるニュースも放送されていました。
この日は非常に静かな上、満員電車から開放されただけあってとても楽に移動できました。Wifiも利用できて非常に便利でした。ただし、窓側に座ると暗くなってしまうということが唯一残念な点でありました。
終点の大宮駅に到着。湘南新宿ラインや埼京線と所要時間はほとんど同じですが、体感はあっという間でした。本当に快適に移動ができました。
結論
1回830円という価格は正直安くはないです。中央線特急だと50kmまでチケットレス割引で660円なのでそのくらいの値段ならもう少し利用者が増えるのになあと思います。ただし普通グリーン(平日,50kmまで,事前)は780円で座れる保証もないのでそれに比べれば50円しか違わない上にえきねっとポイントが30ポイント、これはJREポイントに変換すれば75ポイント、すなわち75円分になるので事実上普通グリーンよりも安くなります!
本数も少なく、値段も値段なので毎日は使えないにしろ、値段分の価値はそれなりにはあると思うので疲れた時や仕事をしなければならないときはいいかもしれませんね。