還元率より利便性重視のRevolut

Kyashが改悪続きの中で勢いを伸ばしているカード、それがイギリス生まれのRevolutです。

このカードは一応形式上はデビットカードなのですが、入金方法は他のクレジットカードやデビットカードでのチャージ、口座振込とプリペイドカードに近い気がします。一応デビットカードなので口座番号もあり、日本円口座はJPモルガン東京支店の口座が割り振られています。

 

そんなわけで今更ですが、筆者も発行することにしました。

4/10(土)に申し込み、17(土)に到着しました。

現在では無料でもエンボスレスデザインとなり、カード番号とセキュリティコードも裏面記載となっています。

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カードを使ってみて思ったこととして、使いやすいなということです。

Kyashと異なり、このカードで決済した際にはポイント付与やキャッシュバックは行われないために還元率0%となります。いわゆるポイント2重取りはできません。ただし、クレカ→Kyash→Revolut的な2重取りはできます。スーツ屋のAOKIやイオン、ロフトなどはクーポンがあり、僅かながらキャッシュバックされるそうです。

プランとしてスタンダード(無料)、プレミアム(月980円)、メタル(月1800円)がありますが、スタンダードで十分だと思います。

本題に戻りますが、このカードはGoogle PayのVisaタッチ決済に登録ができます。他にもソニー銀行、PayPay銀行のデビットカードなどが登録できますが、プリペイド的な使い方で登録できるカードはこれと、Line pay visa プリペイドカードしかないので貴重な存在です。Android限定ですが、Visaタッチがスマホでできるようになります。

また、複数カードを持つことができる点も大きなメリットです。無料カードだと1人1カードしか保有できないことが多いですが、Revolutでは物理的なリアルカードでは3枚まで、ネットショッピング限定となるバーチャルカードは5枚まで作ることができます。2枚目以降は500円かかりますが、バーチャルカードも500円かかるかは現時点で不明です。 特にオンラインショッピングで番号流失した際に、バーチャルカードの場合は被害を軽減することができますが、三井住友カードエポスカードなど導入例はそう多くありません。有料プランになるとバーチャルカードの番号を毎回変更できるなど更にセキュリティが強化されています。

最後に、このカードの最も魅力的な点ですが、為替レートが有利です。タイバーツとウクライナフリヴニャを除き、ロンドン時間の月曜~金曜の両替で無料プランでは1ヶ月75万円以内であれば手数料なしとなります。特に海外サイトで決済する人にとっては節約となります。

他にも全体的にセキュリティ面に力を入れている点、自前のアプリが使いやすく家計簿的にも使える点も優れていると思います。ギャンブルでの決済を停止する機能などは独自で面白いと思います。残念な点はマネーフォワードに非対応なことです。

 

まとめ

改悪の続くKyashに比べ、こちらもベンチャーですがKyashとは比べ物にならないほどのグローバル化が進んでいるために大きさも大きく、日本では2020年秋にサービスが開始されたばかりですが、既に全世界で1300万人以上の利用者がいます。更に還元率0%ということで還元率悪化の心配もなく、今後もしばらくは安定するのかなという感じです。