今回の宿泊記はJR東日本系列のビジネスホテル・ホテルメッツです。首都圏を中心に立地の良さがポイントです。同じJR東日本系列のホテルメトロポリタンはシティホテルですが、値段はメッツと同じ位か、場合によってはメトロポリタンの方が安い時もあります。
今回紹介するJR東日本ホテルメッツ 横浜桜木町は2020年6月に開業した、ホテルメッツの中でも比較的新しいホテルとなります。
ホテル共通事項
アクセス 5/5
桜木町駅の新南口(京浜東北線の大船寄り)からすぐです(改札出て数歩で入口)。一応屋根でつながっているため傘がなくても大丈夫です。ただし交通系ICカード専用で深夜早朝は通れないため注意が必要です。
朝食 4/5
バイキング形式を採用しています。ビジネスホテルの中では美味しく、種類も豊富だと思います(ただし三井ガーデンホテルのような意識高い健康ナチュラルのようなものではない)。目玉としては横浜発祥のナポリタンがあること、また横浜？ということで小籠包もあります。通常価格は1,650円と安くはないですが、価格相応の朝食だと思います(筆者はその日全体で最安値であった朝食無料プラン的なものであったため値段の評価はできません)。
チェックイン・チェックアウト 5/5
通常プランでチェックイン15時、チェックアウト11時となっています。JRホテルメンバーズ(登録無料)やビューカード所有者はチェックアウト12時です。筆者は時間潰しのため1時間延長して13時まで滞在しましたが、1時間1,000円で延長できました。チェックアウト1時間延長がハードルが低いため高評価です。
また、チェックイン・チェックアウトとも自動チェックイン機で操作が完結します。私はJRホテルメンバーズ会員のため、チェックインといっても支払いとタッチパネルに自分の名前を書くことくらいしかありませんでした(住所や連絡先を書かなかったのは多分初めてです)。基本フロントにスタッフはいなく、必要に応じて呼ぶ形となります。寂しいと思う方もいるかもしれませんが、筆者的には特に気になりません。ただし、Suicaなど一部支払いではスタッフを呼ぶ形となるので注意が必要なのと、少し時間がかかります。
ここからは客室についての評価です。スタンダートで一番リーズナブルなスーペリアシングル(17㎡)です。
総合評価 4/5
一言で言うなら必要十分。決して悪い意味ではなく、あればいいなと思うものが全て揃っているという意味です。細かい部分まで考えられています。逆にアメニティなどは室内には必要最小限にとどめ、必要なものをフロントから取っていくというスタイルのため無駄がないです。また価格面もホテルのレベル等と照らし合わせ妥当だと思います。
ベッド 4/5
シモンズベッドを採用しています。ベッドではありませんが、操作パネルが枕元にあり操作がしやすかったです。
テレビ 5/5
スマートテレビが設置されているため、YouTubeやNetFlix、Prime Videoなどを観ることができます(各自必要なプランに入ることが前提です)。好きな作品を好きなタイミングで観ることができる、これは大きいです。特に現在はまだスマートテレビ設置のホテルは少なく貴重なため、大きなメリットです(ホテルメッツ全店が対応しているわけではありません)
またテレビから横浜の観光案内やホテルレストランの空き状況も確認できます。
照明 5
明るさも十分あります。読書やパソコン操作でも安心です。
ドリンクサービス 4/5
常温でミネラルウォーターが1本おいてあります。
アメニティ 4/5
可もなく不可もなく、必要なものは最低限揃っています。入浴剤はフロントにしか置いてないためそこで選ぶことになりますが、9種類置いてあり種類の多さに驚きました。そのほかは普通です。ドライヤーは筆者が家で使っている2,000円くらいのもののため髪が長い方には少し役不足かもしれません。
バスルーム 5/5
このクラスのビジネスホテルでは最強だと思います。バスルームははバス・トイレセパレートかつ、洗い場付となっています。正直ここまで広く取られたビジネスホテルは数少ないと思います。文句のつけようがないほど完璧です。
その他
最近開業したホテルということで割とハイテク？な感じですが、一番便利だと思った点がJRホテルメンバーズアプリを入れることで、スマホがルームキー代わりになることです。ちょっと外出する際もスマホ1台あれば完結する、とにかく便利でした。
まとめ
ホテルメッツを始めて使ったのは高校3年の大学受験のときでした(溝の口と目白です)。何か強い個性や豪華さはないものの、スタッフの方の手書きのメッセージとキットカットが置いてありました。またホテル側の配慮で線路側でない(線路側でもしっかり防音しているので静かですが)部屋をアサインしていただき、デスクスタンドまで用意していただいたことを覚えています。
それはさておき、ホテルメッツといえば豪華さや強い個性ないものの、昔から立地の良さと必要なものがそろっている使いやすいホテルという印象でした。今回数年ぶりに利用しましたが、従来のホテルメッツの良さは残しつつも、スマートテレビやスマホがルームキー代わりになるなど他のホテルではまだあまり行われていない先進的なサービスを提供していたことに驚きました。また、使いやすさを追求し、コンセント以外にもUSBポートの設置、洗い場付のバスルームなどかなり細かい部分まで考えられていました。
同価格帯だとリッチモンドホテルやカンデオホテルズ、ダイワロイネットホテル、少し上だと三井ガーデンホテルなど競合の多いゾーンにはなりますが、駅から近いという点以外でもこれら競合ホテルに十分に張り合え、ホテルメッツを選ぶという選択になると思います。
