社会人初の有給ですが、そんな日に大学時代の友人からLINEが来ました。
ビックカメラをはじめ今ではお手頃な価格で写真のプリントができますが、その中でも特に導入している店舗が多いのが富士フイルムのプリントサービスである、フジカラープリントとスマホ・デジカメプリントだと思います。
今回はそこで思い通りの色を出す方法について書きます。(今回は筆者がよく使うビックカメラのフジカラーネットサービスを事例として説明します)
自動補正を外す
最初にして一番大切なことですが、自動補正がかかっています。
ありがた迷惑というやつですね()
もちろん補正を外すことができます。
ビックカメラのフジカラーネットサービスのヘルプによれば
基本的には全ての画像を自動補正しますが、次の場合には自動補正は行いません。
(1)編集時に「自動補正」をOFFにした場合。
(2)Exif情報で「CR=1」(画像補正禁止指示)になっている画像データ。
としています。
(2)のExif情報の編集はソフトによってやり方が異なるためにここでは省略しますが、(1)は簡単にできます。
まず、プリントの種類やサイズを選び、画像を選択してアップロードします。ここまでは普通に操作すればできるので割愛します。その後アップロードした写真の一覧が表示されます。
そして自動補正をかけたくない写真をクリックします。
クリックすると右にトリミングや色補正が出てきます。今回は色補正をクリックします。
自動補正がデフォルトとなっているため、オリジナルに切り替えます。
これで完了です。一括変更もできます。
ちなみにオリジナルにすると以下のようになりました。
見比べるとわかりますが、かなり色が違います。
特に現像を行った場合などは自動補正が強いために、オリジナルにすることをおすすめします。
番外編 SRGBの色域で印刷される
少々専門的なことな色域の話となります。フジカラープリントの場合、プリント品質がSRGBとなるそうです。(先程と同じビックカメラのネットプリントサービスのヘルプページより)基本的にはwebコンテンツ等ではこのSRGBで表現されていることが多いのですが、近年のapple製品ではSRGBよりも色域の広い、DCI-P3をベースとしたDisplay P3で表示しています。
そのためより満足のいく色を出すためには、SRGBカバー率100%に近いディスプレイで現像や確認を行うことで、ディスプレイの写真と印刷された写真との間での乖離がなくなると思います。SRGBカバー率の高いノートパソコンやディスプレイは意外とあり、お手頃価格のものも多いのでどうにかなります。(この辺はTHE 比較様などが詳しく検証されていることから参考になります)ただしゲーミング用だとSRGBカバー率6割程度のものも多くあるため注意が必要です。
数は少ないですが工場出荷時にキャリブレーション済みのディスプレイや(EIZOやBENQなど)ノートパソコン(限りなく少ない)、更に色域変換のできるものであれば更にいいと思います。
最後にですが色域について専門的に勉強したわけではないので間違えている部分があるかもしれません。あくまで参考程度にしてください。