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RAW現像向けノートパソコンの選び方&おススメ機種

筆者は時々Adobe Lightroomを使いRAW現像をしますが、パソコンの買い替えってとても悩みました。実際に3か月近く悩みましたが、その際に色々と勉強になったので振り返りも兼ねて書いてみようと思います。

※ 当ブログではアフリエイトプログラムには一切参加しておりません。そのため、筆者の主観となっております。また、値段や情報については2020年12月現在のものとなっており、現在とは異なる可能性もございます。

 

 

選び方

スペースが許すならデスクトップで

いきなり本末転倒ですがこれには理由があります。それはノートパソコンよりも高性能であり、かつ安いことです。私の場合は場所的な問題があったためこれは叶いませんでした。また、ノートパソコンよりも大きなことから排熱性にも優れています。本体の小ささは便利な一方、熱がこもりやすく、本来のパフォーマンスを発揮できず、寿命を縮めることにもなります。

 

ディスプレイに着目

ディスプレイ?というとFull HD、4K?となるかもしれませんが、そういうことではありません。色域です。広い色域のものは色を正確に出すことができるので、できるだけ広い色域のモデルを選びましょう。色域について書いてないモデルばかりですが、そういったモデルは基本的に色域の狭いものかそれほど広くないものなので、おススメできません。

色域の広いモデルにはSRGB比○○%とかSRGB○○%、Adobe RGBカバー○○%という表記がされています。ここで「比」と「カバー率」というものが出てきますが、細かいことは省略しますが「カバー率」の方が現実的かつ正確です。何もないときは比の可能性が高いです。

SRGBとAdobe RGBの違いとしてはこちらを参考に。もしも印刷しないのであればSRGBカバー率の高いモデルで大丈夫ですし、印刷をするのであればAdobe RGBカバー率の高いモデルの方がいいです。

何%か書いてあるメーカーもあれば、そうでないメーカーもありますが、パソコン比較サイトのThe 比較様をはじめ一部サイトには計測結果が載っていますので、参考になると思います。

knowledge.support.sony.jp

CPUに着目

現像の際には大変重要になる部分です。現時点ではIntelAMDがありますが、Lightroomだとノートパソコンの場合は計測結果を見る限り、Intelの方がパフォーマンスを発揮できる傾向があるような気がします。

10世代であれば、Core i7 10750H以上ならほぼ間違いなく大丈夫な気がします。ちなみに最後のアルファベットがHのものは通常のUやGのものよりも性能が高いです。Core i7といっても実は様々なものがありますがi7のHシリーズはその中でも特に高性能なシリーズです。お手頃なのはCore i7 10750HとCore i7 10875Hかなと思います。後者は6コア12スレッドでなく、8コア16スレッドと更にハイスペックです。Core i9は高いうえにあまり搭載モデルもないです。Apple M1チップはLightroomとは相性が良いらしいですが、まだ発売開始から日も浅いことからここでは言及しません。

 

メモリの容量は16GB以上 オンボードは避けよう

Lightroomの場合、メーカーでも推奨は16GB以上となっています。そのため16GBは最低でも欲しいところです。また、 高画素カメラの場合や複数個ソフトを起動する場合などは32GBあってもいいと思います。

また、一部機種ではオンボードタイプのものがあります。これだと後々増設ができないことから注意が必要です。

 

SSDは512GB以上 NVMe規格のものを

筆者は256GBのものを使っていましたが、正直あまり入れていなくても半分くらいは埋まってしまいます。(Lightroomさえ入れていません)特に現像ソフトは容量を食い、写真を現像する際には余裕をもって512GBはあった方がいいと思います。1TB以上になると結構高くなることもあるので、外付けHDD/SSDの併用も行った方がいいと思います。

また規格は色々とありますが、SATA規格に比べ、より新しいNVMe規格の方が読み込み/書き込みスピードが圧倒的に早いです。高価格帯のノートパソコンは現在ではこちらの規格のSSDの方が最近は多いです。

 

その他

グラフィックスはRAW現像ではそこまで重要ではないそうです。CPU内蔵やローエンドのグラフィックスで十分だと思います。(NVIDIA GeForce GTX 1650など)また、これらの要求を満たすパソコンは秋葉原ヨドバシカメラや有楽町のビックカメラなどを除き、基本的には家電量販店には在庫がないので、インターネットでの購入がメインとなります。

 

おすすめ機種(15型)

今回ここでのおススメ機種はいずれもAdobeRGBカバー率の高いモデルの紹介となっています。(ただし、ここの紹介機種はSRGBカバー率は100%か限りなく100に近くそちらにも対応はしています)

印刷は滅多にしないという方向けにSRGBカバー率が高く、更に安いモデルを集めた記事もあるので、こちらもよければどうぞ。

peugeot208.hateblo.jp

 

Dell XPS15 9500

www.dell.com

スペック(一例です)

Intel Core i7 10750H + 16GB DDR4-2933MHz + 1TB M.2 PCIe NVMe SSD +NVIDIA GTX 1650Ti

FUllHD+ (SRGBカバー率100%)モデル 209,973円(17%off時)

UHD+ (Adobe RGBカバー率100%:色域変換機能付き)モデル 236,533円(17%off時)

 

Windowsを代表するクリエイターノート。スタイリッシュなデザインと16:10の画面比モニターが特徴的。色域変換機能が付いているのも使いやすいです。有機ELではないので焼き付きが起きにくいのも特徴的です。他モデルと比べると割高である点や、通常のサポートの場合、大連のコールセンター行きになってしまう点がデメリット。納期も即納モデルでない限りは1カ月近くかかります。予算が潤沢にあるのであればおススメです。ちなみに毎週特別価格ですが、本体価格が20%OFFになったときがねらい目です。Core i7 10875H/Core i9 10885H搭載モデルもあります。

 

HP Envy15

jp.ext.hp.com

スペック(一例です)

Intel Core i7 10750H + 16GB DDR4-2933MHz 

 

パフォーマンスモデル (Full HDモデル) (NTSC72%)*1 16GB DDR4-2933MHz + 512GB M.2 PCIe NVMe SSD +NVIDIA GeForce GTX 1660 Ti with Max-Q design 159,500円(特別価格)  148,335(7%OFFクーポン適用時)

パフォーマンスプラスモデル (UHD有機ELモデル) (DCI-P3カバー率100% 色域変換機能付き) 32GB DDR4-2933MHz + 2TB M.2 PCIe NVMe SSD +NVIDIA GeForce RTX 2060 with Max-Q design  214,500円(特別価格) 199,485(7%OFFクーポン適用時)

クリエイターノートの王者、XPS15に現れた強烈なライバル。パフォーマンスプラスモデルを筆者も購入しました。XPS15に比べスペックがいいのに値段が安いです。(素材はXPSの方がいいです)またUSBポートがXPSに比べ充実していますが、Micro SDスロットしかありません。4kモデルの色域はDCI-P3カバー率100%です。工場出荷時にカラーキャリブレーションされています。Adobe RGBカバー率の記載はありませんが、計測した方のブログだと大体99%ですので高いです。*2ただし残念なことに現在は在庫切れ状態で数ヶ月待ちです。HPは全体的に納期が遅いので3~6カ月は覚悟した方がいいです。納期の異常な遅さ以外では非の打ち所がない最強のノートパソコンです。購入したこともあり、後日レポートを載せます。core i9 10885Hモデルもあります。週末限定セールで対象商品になることもあります。また、常に7%offクーポンが転がっているのでググってみてください。

以下、実際に購入した筆者のレビュー記事です。よかったらどうぞ。

 

peugeot208.hateblo.jp

 

 

peugeot208.hateblo.jp

 

MSI Prestige15

jp.msi.com

スペック(一例です)

Intel Core i7 1185G7 + DDR4-3200メモリ(16-64GB) +  1TB M.2 PCIe NVMe SSD +NVIDIA GTX 1650Ti Max-Q

FUll HDモデル(SRGB相当)     197,800円(パソコンショップアーク、カスタマイズ前)

4Kモデル(Adobe RGB相当) 228,800円 同上

台湾のゲーミングPC、マザーボード等で有名なMSIが作ったクリエイターノートパソコン。特徴はこのクラスにしては超軽量の1.69kgに加え、アメリカのMIL規格に対応した耐久性の高さです。また、MSIのパソコンはMSI公認サポート店でメーカー保証を残したままメモリ増設を行えるという、他社にはない特徴もあります。また、公式修理はMSI公式サポート店に指定されている全国のパソコンショップアークと秋葉原パソコンショップアーク(こちらは公認サポート店指定もされています)で行え、他社以上に楽にできると思います。ちなみにSRGB相当ディスプレイ、AdobeRGB相当ディスプレイともに色域変換機能付きです。残念な点はCPUが紹介している他の製品よりも若干性能が低い点と、スペックの割に高い点です。

 

Gigabyte Aero15 OLED(有機EL)

www.gigabyte.com

スペック(一例です)

Intel Core i7 10875H +16GB DDR4メモリ + 512GB M.2 PCIe NVMe SSD +NVIDIA GeForce RTX 2060 

219,780円(amazon)(DCI-P3カバー率100%の4K)

こちらも台湾のPCメーカーです。MSIに比べ日本での知名度、販路はまだまだだと思いますが、とてもいいパソコンを売っています。特に出荷前にX-Rite Pantone キャリブレーション技術でキャリブレーションを行っていることからかなり高精度なモニタとなっています。Microsoft Azure AIを搭載するな世界の最先端をいくPCであることは間違いないです。HP Envy15同様DCI-P3カバー率100%モニターですが、こちらもAdobe RGBカバー率は100%に近いという計測結果があります。*3残念な点としては製品保証が2年で延長等が不可能な点と、色域変換機能がないとのことです。GPUGeForce GTX 1660搭載モデルやNTSC72%(比率かカバー率かは不明)で144Hzモニターのゲーミング寄りモデルもあります。

まとめ

とにかくクリエイターノートというもの自体が少ないため、選択肢が狭まってしまうのが残念です。また、値段もAdobeRGBカバー率の高いモデルはおおよそ20万円程度~と敷居は高いです。その一方で、これらの多くはLightroomなどのソフトが最適化されているためにパフォーマンスを発揮しやすいなど、デスクトップでなくても十分にRAW現像に使えると思います。印刷を視野に入れていない場合にはSRGBカバー率の高いモデルで十分ですが、こちらはそれなりに数があります。また、場所が許すのであればカラーマネジメントモニターが5万円程度からあるので、そちらを購入してもいいと思います。

最後にですが納期が気になる人はこの中だとMSIGigabyteがいいと思います。この2つは原則として即納モデルです。Dellは基本的にBTO(カスタマイズ)なので僅かにある即納モデル以外は厦門から出荷するので3週間~1ヶ月程度時間がかかります。HPはほとんどカスタマイズはできませんが頻繁に在庫切れになる印象があり、在庫が切れると最低でも1ヶ月程度、2,3ヶ月程度はよく聞きます。下手をすると半年近くかかることもあるそうなので、本当に余裕がある人か在庫があるときに即決できる人以外はおススメできません。

*1:オーストラリアのヒューレットパッカードサイトに記載あり

*2:当ブログでは計測しておりません。

*3:当ブログでは計測しておりません。