PCがThunderbolt3に対応したUSB-C端子があることから、USB-Cに対応するSSDケースを購入しました。
購入した商品はこちらです。
一度装着すると外すことが難しいというレビューの多い商品です()
実はSATA接続のUSB-C対応ケースはあまり多くなく、日本メーカーのものだとロジテックとセンチュリーしかありません。有名な玄人志向からはまだないです。ORICOなど中華メーカーが多い分野となります。個人的にInateckでも良かったのですが、せっかくなので今回はこちらを購入しました。
開封・装着
ケースの他にUSB-C & CケーブルとUSB-C & Aケーブルの2本が付属しています。
散々ネットに固すぎると書かれていますが、SATAの差込口が固いというよりは横にスポンジが入っていたりするからだと思います。私の感覚ではそれほど固くはないですが、一度装着すると外すのは面倒だなと思いました。(SSDを斜め上にしながら外すのがコツです)言い換えればしっかりと固定されるので安心感があります。
入れると写真のような感じになります。もちろんドライバー等の工具は一切不要です。細長いスポンジが2つ付属していて、これを入れることで微妙な空白が埋まり固定されます。(SSD,HDDが7mm厚のときに使います)
M.2 NVMe接続のSSDケースも最近は多くそちらのほうがリーディング/ライティングともに高速ですが、発熱がより多い点やカバーが割と高価な点、そして何よりもカバーに装着する際には工具が必要になることが多いという面倒な点から個人的にはまだSATA接続のSSDで十分です()
ベンチマークテスト
早速ベンチマークテストを行いました。商品に付属していたケーブルを使用しています。
まずはSSD側、PC側ともにUSB-Cで接続した結果です。
SSDのスペック(シーケンシャルリード/ライト(最大)555/540 MB/s)ですが、それに近い値となっています。
続いて、SSD側がUSB-C、PC側がUSB-A(USB3.0またはUSB3.2Gen1)で接続した結果です。
先程よりは速度は落ちたものの十分速いです。
おまけ オーバープロビジョニング
SSDをオーバープロビジョニングしてみた結果
オーバープロビジョニングについてはこちらを
相当意訳するのであればSSDやHDDの一部の領域を未割り当てにすることです。寿命延長やパフォーマンス向上に繋がりますが、恥ずかしながら今回設定していなかったことから20GB(適当に)を未割り当て領域としました。(Ease usなどでできます)ただし工場出荷時に多少は未割り当て領域が確保されていることが多いとは思います。
SSDをオーバープロビジョニングした後でリーディング/ライティングのベンチマークテストをした結果がこちらです。
私も驚いたのですが、シーケンシャルリードが使用SSDのキオクシアが公表している最大555MB/sにかなり近い数値を叩き出しました。シーケンシャルライトも最大540MB/sですがそれに近い数値を出しています。今更ですがオーバープロビジョニングの重要さを感じました。(20GBもやる必要があるかはさておき)
参考 今回使用したSSD
装着したSSDはこちらになります。
詳しいスペック等はこちらを
ちなみに今年初めに購入したものです。その際の記事はこちらになります。
個人的にデータの保管用で使うのであれば他社製のもの(サムスンやWD、Crucial(Micron)あたりなど)に比べ安いうえに品質等に定評があるのでいいと思いますが、システムドライブで使うとなるとクローンソフトが付いていないことから正直微妙ですね……(クリーンインストールでSSD換装するなら関係ないですが)
特に最近はクローンソフトもクローンする場合には大体有料なのでトータルでは高く付くこともあり得ます。