田舎すぎてネット銀行(住信SBIネット銀行)の口座開設をしました

大学の後期の試験も教員免許の申請も終わり、卒業まで残り僅かとなりました。

もちろん遊びに外出できるはずもなく、自宅で過ごす日々です。

いよいよ社会人生活が始まるわけですが、勤務地は全国なので色々と変えていくこともあり、その第一弾としてネット銀行の口座開設を行いました。

 

地銀よりも便利な信金だが……

文中では信金としていますが、信組でも基本的には同じです。

大学に地元の信金ATMがあったので、入学時に口座を作りました。信金は地域密着なので地域内には多くの支店やATMがあります。

しかし、信金は自分の営業範囲だけだとどうしても範囲が狭くなってしまうことから、多くの場合で平日昼間と土曜の14時まで他の信金で引き出し、預け入れができます。*1地元地銀は土曜日は何時でも有料ですので土曜授業のあった私にとっては地味に便利でした。また、提携ATMもそれほど多くなく、あくまで自行のATM使ってねという感じです。

そんなこともあり信金は非常に使いやすかったのですが、問題点が起きました。

1点目は就活関連で都内に行く機会が増えたことです。都内にも信金はありますが、駅の近くは意外とATMが少ないです。*2手数料を払いたくないために信金のATM探し、訪問で時間を使ってしまうことがありました。コンビニはとても多く、メトロだと駅にセブン銀行のATMがあるところも多くセブン銀行なら…と思っていました。

ただし、私の持っていた信金は違いましたが、現在では平日昼間と土曜の14時まではセブン銀行ATMで引き出し可能な信金も多くあります。JAバンクもそうです。意外と使える場合もあるので、一度ホームページで確認して見たほうがいいと思います。見落としがちですが、提携ATMがどこかを知っておくと本当に便利です。

2点目はコロナで学校に行かなくなったことです。他の信金で使えるのですが、私の家が田舎すぎて近くにあるATMがセブン銀行とJAだけです。提携で平日昼間なら地元地銀でも使えますが、徒歩30分かかる上にいつも混んでいます。*3そうなるとちょっとした手続きさえできなくなるので利便性に欠けてしまいます。結局ATMしかないなら、ネット銀行の方が実店舗なしという前提で運営されていることからどこに住んでいても便利ということです。

なぜネット銀行? 

卒業前に全国で気軽に使えることを前提に新しい口座を作ることにしました。

まず、ゆうちょ銀行ですが、こちらは生まれたときに親が作ってくれたので(親の管理下にありますが)既に持っています。公共料金の口座引落などではネット銀行が使えないことが多いので、社会人になる前にあれば便利です。ちなみにいつでもゆうちょのATMなら使えるのもメリットです。近年ではファミリーマート内の設置がゆうちょATMだったりします。

ただし、ゆうちょだけだとどうしても…ということでネット銀行を選びました。ネット銀行ではメガバンクと違い維持費もかからず、かつコンビニATMやゆうちょATMで一定回数まで無料であったり、振込も一定回数まで無料なので作ることにしました。また手続きが基本的に自宅でできる点もこれからの時代はいいなと思いました。田舎に住みつつも頻繁に都会に行く中で、ゆうちょやコンビニは全国どこにでもあるので困ることもないと思ったのが決め手でした。

また、デビットカードと親和性が高いのもネット銀行です。高校時代からプリペイド式を普段から使っているので、即時引き落としは本当に便利です。口座と紐付けしてあることからいちいちチャージしなくていい点もATMがあまりない私からすると便利だと思いました。更に、今話題のバーコード決済でも銀行口座と紐付けできますが、ネット銀行はセキュリティ対策が特にしっかりしていることから安心して使用することができます。

ちなみにろうきんは回数無制限で全国のATM(全国の労働金庫だけでなく、コンビニや他の金融機関等)で手数料が回数時間無制限で実質無料で引き出し可能です。*4ただし、口座を開設する場合には基本的には労働組合から申し込む形になるので事前にろうきんとの取引があるかチェックが必要です。

なぜ住信SBIネット銀行

結論から言うと初めてのネット銀行は住信SBIネット銀行にしました。

2021年4月よりスマートプログラムの内容変更が行われます。

1、提携ATMが月5回まで無料で入出金可能

2、振込手数料が月5回まで無料

3、デビットカードの還元率が0.8%と高い

4、セブン銀行ローソン銀行ではスマホアプリで引き出し可能

※スマート認証NEOに登録すると残高に関わらずここで紹介しているランク2からスタートとなります。

1についてはセブン銀行であればセブン銀行であれば7時~19時まで何度でも無料、イオン銀行では終日何度でも無料ですが、いずれも自行のみです。SBIだと回数制限があるものの、セブン銀行イオン銀行ローソン銀行、ゆうちょ銀行、Enet、ビューアルッテとカバー範囲が広い点に魅力を感じました。

入金回数は無制限という銀行も多いので、もしもこまめに入金されるような場合にはソニー銀行をはじめ他のネット銀行の方がいいかもしれません。

2については5回という十分すぎる回数なのと、6回目以降は1回157円と他行よりも安い点に魅力を感じました。

3についてはSBIでもVISAブランドだと0.6%だったりします。0.8%のものはMasterCardです。地銀やメガバンクでもありますが、大体は0.25%程度です。

4については普通の人にはあまり関係ないですが、普段からKyashを使っていたことからアプリで完結する便利さを個人的に享受していたことから魅力的でした。

最後まで悩んだソニー銀行住信SBIネット銀行

ソニー銀行は提携ATMが月4回まで無料、振込手数料が月2回まで無料です。特に提携ATMについてはSBIでは使えるビューアルッテが使える一方で、使えない三井住友と三菱UFJでも使える点が優れています。また、デビットカードは還元率が0.5%ですが、手続き無しでキャッシュバックにでき、Google Payでは数少ないVISAタッチに登録できる点で最後まで悩みました。

しかしながら、入金をよくする場合(月に2回以上)には入金回数は無制限というソニー銀行の方が便利です。

VISAタッチは普及がまだ少ない点、今あるKyashや発行予定の三井住友カードでもスマホでVISAタッチができなくてもカード自体でできる点でカバーできると思い、今回は見送りました。

また、SBIの方には他の口座から毎月決まった日に自動でSBIの口座に入金する制度があります。逆の決まった日に他の口座に振り込む制度はソニー銀行含め意外とあります。

実際に開設してみて

開設方法が数種類あるのですが、運転免許と自分の顔写真を撮影して口座開設をしました。

1/26 オンラインで口座開設手続き

1/29 口座開設完了通知

この時点でアプリでスマート認証NEOを行い、セブン銀行ローソン銀行ATMで入出金が可能となります。

2/3 デビットカード(兼キャッシュカード)の到着(簡易書留郵便)

このようにあっという間に開設、利用することができました。まだ利用はしていませんが、今後また機会があったら経過について書こうと思います。

*1:親の持っている信組だと平日昼間と土曜14時までセブン銀行のATMでも無料で引き出しできたり、細かい部分は各金融機関で異なります

*2:大宮駅西口DOMの埼玉縣信用金庫のATMには何度もお世話になりました

*3:今年中に地元地銀の支店も閉鎖されるのでATMだけになります。

*4:手数料をキャッシュバックする形を取っています