プジョー508(初代) レビュー

シトロエンC3購入から3年、今年はいよいよ車検ということで代車(プジョー508)を1泊2日でお借りしました。

一昨年の代車レビューはこちら

peugeot208.hateblo.jp

昨年の代車レビューはこちら

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今年は何とプジョー508(初代)というプジョーのフラッグシップセダンでした。

2代目の508はスタイリッシュなファストバックセダンで派手ですが、今回お借りした508は地味な4ドアセダンです。

407と607を統合したうえで作られた初代508は日本では2011年から導入され、2015年にはマイナーチェンジしています。今回はその中でもマイナーチェンジ前の初期型、6速ATに1.6リットルガソリンエンジンを積んだセダンモデルです。今回の試乗は一般道(大型国道から県道まで)50km程度です。

 

フラッグシップセダンは大きいけど……

普段シトロエンC3(Bセグメントコンパクトカー)に乗っている筆者からすると、Dセグメントセダンはかなり大きいです。大きさ的には2020年まで国内で販売されていた最後のレガシィB4くらいです。DセグメントといえばCクラスや3シリーズなど超激戦区となります。しかしながら運転してみると不安は払しょくされました。以前3シリーズ(E90)を運転したことがありましたが、E90に比べて圧倒的に視界が良かったため、運転はし易かったです。またバックもバックカメラがなくても比較的広めの駐車場であれば苦ではないです。デザインは奇抜ではなく地味ですが、感覚は掴みやすいという印象です。

 

乗り心地はフランス車らしさ全開

乗った瞬間、クルマに乗っているのか?という感覚に襲われました。(いい意味で)特に走り出しても静かかつ揺れを感じず、まさにソファーに座っている感覚です。プジョーといえばシトロエンよりもスポーティーという車種が多い中で、あまり硬いです。どちらかというとシトロエン寄りです。(姉妹車種シトロエンC5は最後のハイドロ搭載車でもありこちらに隠れてしまっている印象があります)。長距離ドライブをしても疲れなそうな感じがしました。

 

ナビの位置だけは……

一応カーナビが搭載されていましたが、運転目線よりもかなり低い位置にあります。正直運転者からすれば使いものになりません。そこだけは残念でした。またインパネ周りも普通です。

 

まとめ 地味だけど実は快適なセダン

プジョーのフラッグシップモデルということだけあり、乗り心地をはじめ走りと快適性は抜群です。ただしエクステリアはフランス車にしては地味です。当時中国市場を最大のターゲットとしていたこともあるのかもしれません。(結局失敗し欧州向けに戻したのが現行の508です)特に現行の508と比べ空間に余裕があることもあり、実用面では良い1台だと思います。ただしそれでも同時期に最後のハイドロを積んだシトロエンC5があっただけにそちらに注目が行ってしまうのは仕方ない気がします。