シトロエン100周年イベント in 赤坂(展示車両Part2)

Part1の続きです

 

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シトロエン AMI

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2CVとDSの間を埋めるべく開発された車種であるが2CV系の設計である。シトロエンとしてはDSの廉価版として売り込みたかったとされる。DS発売から6年も経って発売されたのは先進的な設計のためとされている。後継車はシトロエンVISA(ヴィザ)。更にサクソ、C3と続く。

 

シトロエン DS

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もはや解説不要のシトロエンDS。2CVと並び最も有名なシトロエンの車種であり1999年にカー・オブ・ザ・センチュリーで3位にも選出されている。今日までシトロエンの代名詞とされるハイドロニューマッチング・サスペンションを最初に搭載し、宇宙船のような見た目は唯一無二の存在である。シャルル・ド・ゴール元大統領も使用し、暗殺から守った車種でも有名である。

シトロエン 2CV

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悪路走破性、乗り心地、経済性、広さなど一般庶民のための車として開発された。第二次世界大戦前から開発が行われ、悪路を走っても籠いっぱいの卵が割れないということが目標であった。その経済性の高さから長年に渡り生産発売された。宮崎駿もオーナーであり自らが設立した会社二馬力2cvの日本語訳であり、カリオストロの城にも出てくる。

シトロエン TRACTION AVANT

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前輪駆動方式やモノコックボディなど当時の最先端技術を結集し実用化した車種。当時自動車界をリードしていたアメリカからのものが多かったがヨーロッパの技術も取り入れられた。

 

シトロエン TYPE C

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今回の展示の中で一番の目玉。シトロエン初期のモデルで1923年製と言われている(正確な製造年は不明)。第二次世界大戦後に宣教師が輸入しその後手放しボロボロであったが、およそ30年ほど前にとある修理工場の経営者が引き取り修復した。雑誌を元に修復したとされるためにオリジナルと若干異なる部分もある。

 

歴代車の他、現在日本で発売されているシトロエン車の展示もありました

 

シトロエンC3エアクロスSUV

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本国では2017年、日本では2019年にデビューしたコンパクトSUVシトロエンC3をベースにしながらもエアバンプなしなどC3とは異なる部分も多くある。

 

シトロエンC3

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本国で2016年、日本で2017年にデビューしたBセグメントコンパクトカー。日本におけるシトロエン人気を牽引する車種で、日本で最も売れた(続けている)シトロエン車である。

 

シトロエンC4スペースツアラー

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日本では2014年に発売開始された7人乗りミニバン。途中でC4ピカソからC4スペースツアラーに名称変更が行われた。

 

シトロエンC5エアクロスSUV

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2017年末に中国で発売を開始し、2018年末ヨーロッパ、そして2019年に日本で発売されたSUV。新世代のシトロエン伝統のハイドロであるプログレッシブ・ハイドローリック・クッションを搭載している。

 

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シトロエン100周年イベント in 赤坂(展示車両Part1)

2019年9月、赤坂アークヒルズカラヤン広場においてシトロエン100周年イベント、シトロエン・センテナリー・ギャザリングが開催されました。

私自身は初日と最終日に参加しましたのでその様子を紹介します。

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歴代のシトロエン車の展示

ほぼすべて個人の所有物と思われました。そのため非常に貴重です。ここでは1台ずつ紹介してみようと思います

 

シトロエンC4カクタス

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2014年に発表、発売された車種。ミニマムかつ使いやすさは現代に蘇らせた2CVとも言われている。2017年の改良でプログレッシブ・ハイドローリック・クッションという伝統のハイドロの後継を搭載した。2016年に日本で限定販売された。

 

シトロエンC6

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2000年代のシトロエンルネサンスが展開され、その集大成とも言えるファストバック。XMの後継で最後のフラッグシップモデルでもある。先日亡くなったシラク元大統領、サルコジ元大統領も公用車として使用した。

シトロエンXantia(エグザンティア)

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BXの後継車としてデビュー。中級車であるがハイドロを搭載。伝統のファストバックを辞め3ボックス形状にした。当時アメリカへの輸出を行い、世界(特にアメリカ)を視野に入れてのデザインであった。後継はC5である。

 

シトロエンXM

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CXの後継車としてデビュー。シトロエンが1970年代にプジョーに吸収合併されPSAグループになった後、初となるフラッグシップモデルである。直線デザインで構成されているのが特徴であるである。後継車は最後のフラッグシップC6である。

 

シトロエンBX

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シトロエンGSの後継車としてデビュー。PSAグループになってから初のシトロエン車となりプジョー305との共通点も多いが、ハイドロニューマッチングは採用し続けた。後継はXantiaである。

 

シトロエンCX

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DSの後継車として開発されたフラッグシップモデル。当時はフィアットと資本関係があったために同社が実用化したジアコーザ式前輪駆動式を採用した。また、この車種の発売直前、シトロエンはPSAグループに入ったために最後の狭義的意味でのシトロエン車である。後継はXMである。

シトロエンSM

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第二次世界大戦前には多くの高級車があったフランス。その高級車部門の復活を狙って開発されたのがSMである。DSの2倍以上の値段であり高級車であった。結局PSAグループになり生産停止された。

 

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『だから私は推しました』のたった1つの残念だった点

ネタバレはありません!

 

2019年7-9月にかけてNHKの土曜深夜枠に『だから私は推しました』というドラマがやっていました。

このドラマでは、主人公の女性があることをきっかけにライブアイドル(地下アイドル)を推し、主にアイドル同士、アイドルとヲタク、ヲタク同士の人間関係を描いたドラマでした。現在進行系でライブアイドルのヲタクをしている僕からしても極めてリアルな内容でした。例えばライブの後にヲタク同士で飲みに行くということなどです。挙げればきりがないほどそういった実際のライブアイドルの現場(ライブ)で起こっていることが見事に含まれていてすごいなあと思いました。

 

しかしながら1つだけとても残念だった点がありました。

 

それは「ヲタクとアイドルと繋がっている」ということです。

このドラマでは主人公を中心としたよくライブ終わりに飲みに行くグループがありました。このグループは主にグループや各メンバーの古参(昔からヲタクをしている)やTO(トップヲタク:その推しの中で一番熱心に推してるヲタク。多くは自称せずに周りから認められている感じ。)が集まっていましたが、ドラマではそこのグループに属する主人公をはじめ推しの連絡先を持っていたり、更にプライベートで会ったりするなどといったものがありました。

これはもちろんドラマであるためにストーリーの都合上そうせざるを得なかったのだと思います。ただ実際には繋がり行為はヲタクは出禁になりますしアイドル側はクビになるのが一般的です。もちろんプライベートで会うのはアウトです。(実際には繋がりとかはあることですのでなんとも言えません)

非常にこの世界を的確に描いたドラマでしたのでこの点だけが唯一、ライブアイドルのヲタクをしている立場として残念でした。しかしながらこのドラマ自体は楽しく全話録画して見ていました。現在ライブアイドルのヲタクをしている人間はもちろんですが、これからライブに通おうと思っている人にとっては大変参考になりますし、一般の人にとってはライブアイドルに対するイメージが変わると思うのでオススメです。

プジョーとシトロエンの違い(208とC3)

4月末、念願だったプジョー208、シトロエンC3の試乗に行ってきました。実際に運転してみましたが兄弟車(プラットフォームが一緒)であるもののずいぶんと味付けが違うなと思いました。

試乗では両車種とも同じ経路でおよそ15-20分程度一般道を走行しました。

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プジョー208およびシトロエンC3どちらにも共通している点

ブレーキの効きはとてもよい(今まで運転したSUBARUMAZDAと比べて)

6速ATはSUBARUCVTと比べても違和感なく、よくネット上で時速40km程度の際が気になるとあったが特に気にならない

 

プジョー208の特徴

全体的にスポーティー

小径ステアリングとi Cockpitは運転しやすい、目線の移動が最小限で済むために運転が楽

道の凹凸を割と拾う

シートはどちらかというと固定される

 

シトロエンC3

スポーティーさはない=カジュアル

ハンドルはプジョーに比べ大きいが運転空間も狭くはない

スピーカー位置が考えられているために音量が小さくても低音が聞こえる、喋り声と被らない

道の凹凸はそれほど拾わない(うまくかわしてる)

エアコン操作はスクリーンタッチで行うが、エアコンのボタンがトップからすぐに移動できるために意外にも楽

シートは固定されない、自由(プジョー208より広く感じる)

アイドリングスタートは自然

 

プジョー208は登場が2012年、シトロエンC3は登場が2016年と4年の差があるために208の弱点がC3では改善されている感じがしました。といっても明らかに目指す方向が違うためにどちらがいい、どちらが悪いとは言えませんが国産Bセグメントに比べ乗り心地や(運転席)広さでは圧倒的に上を行っています。気になる衝突被害軽減ブレーキですが208はミリ波レーダー、C3は単眼カメラとのことです。

結論

同じグループPSAが出す同一クラスの主力コンパクトカーであり、共通化されている部分もあるものの実際にはデビュー年数とかそういうこととは別に方向性が違います。

プジョーはどちらかというスポーティーな走り、小径ステアリングで i-Cockpitを採用しているために運転している感?がすごいですが運転席は他社にはない独特な設計ですので合う合わないがあると思います。

一方のシトロエンはスポーティーさが全くありません。ですが力不足も感じることもありません。見た目からプジョーとは異なりカジュアル路線ですが足回りも一切妥協せず、乗り心地に関しては凹凸を感じさせないものとなっています。運転席は見た目に反してプジョーほど個性的ではないです。

いずれにせよどっちが合うかは個人の問題ですので一度試乗してみることを強くオススメします。

シトロエンC3を300kmほど運転してみて

納車から約2ヶ月、300kmほどシトロエンC3を走らせてみての感想です。

主に国産車(2013年式、先代のSUBARU XV)との比較になります

主に運転機会は週に1度-2度で田舎の国道や県道が中心となります。

 

 

4速に入ると本領発揮するシトロエンらしさ

このクルマの最大の特徴かもしれません。50km過ぎて4速に入ると乗り心地のよさが最高に達します。本当に道路の上を走ってるとは思えないほど揺れない上に静かでスイスイ走ります。運転していてめちゃくちゃ気持ちのいいものです。

左のウィンカーレバーの慣れ

輸入車だと左側がウィンカーレバーですが、最初のうちは戸惑うこと、間違えることが結構ありました。ただしこれは完全に慣れだと思います。慣れれば特に違和感なく操作できます。ただし私の母みたいに30年国産車一筋だと大変そうです。慣れる前に諦めました()

 

1.2リットル三気筒だけど加速がすごい

前車のSUBARU XVは車重が1390kgほどある上にAWDで全長4450mmと長さもそこそこありました。2.0リットル4気筒エンジンでした。それに比べてC3は車重1160kgと230kg軽く更に全長も3995mmと500mmほど短いために1.2リットル3気筒エンジンでもかなり踏むとスピードが出ます。これはC3のエンジンがターボということもあると思います。特にスポーティーや加速の快適さで売っているクルマではありませんが、追い越しとかの場面では困りません。とても快適です。

 

峠道での本領発揮

先日、国道18号の碓氷バイパスで走らせました。この区間群馬県と長野県の県境で群馬側から行くとひたすら登っていく道でカーブも非常に多いです。このような条件でしたが足元はフラフラすることなくしっかり吸い付く感じでハンドルも非常に安定していました。カーブの部分もハンドルが大きい方ではない(208よりは大きい)ので大きく回すこともなく曲がれるのでこういう道では助かります。また、登道では追い越し車線を使いトラックの追い越しをしましたが、結構な勾配があるにも関わらず相変わらず加速は速かったです。そのため追い越し車線をスーッと走ってまたすぐに戻ることができるので運転していて非常に快適でした。

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一般道を2時間運転しても疲れない

碓氷バイパス(山道)であったり市街地の国道のバイパスであったり、富岡製糸場の程近くの街中を低速で走った連続120分走行でありましたが全く疲れませんでした。フランス車らしい走りが自分に合っていたのかもしれませんが、それ以上にシートが疲れないシートだなって思います。

 

この他取り回しの良さとかも感じました。装備面についての感想はまた後日書こうと思います。