学校の先生になりたい人の大学・学部選び

教員免許が取れるから採用されるわけではありません。

当たり前のことですが、教員になりたい人の大学・学部選びでは一番重要なことになります。

優秀だったものの、大学に教員養成ノウハウ0だったために2次試験の対策が全くできず(指導を受けられず)に不合格になってしまったという話を何件も聞きました。

 

 

どの程度教員養成に実績があるのか(教員採用試験に合格しているのか?)

おそらく教員になりたい人はチェックしていますが、ランキングに惑わされてはいけません。教員採用ランキングには、大きく分けて採用者数と採用者の割合があります。更にその中で正規教員のみか、または非正規の教員も含むかがあります。このようにランキングと言ってもたくさんあります。

本気で教員になりたいのであれば採用者数と採用者の割合の両方をチェックした上で、正規教員の数に絞ったものかを確認する必要があります。

教員採用者数

大規模大学が当然上位に来ます。国立だと大阪教育大学北海道教育大学、私立だと文教大学日本大学などが定番です。多ければ多いほど大学の就職課には教員になった人のデータや情報が蓄積されているので当然良いことです。しかし、同じ20人教員になった人がいてもA大学は1学年30人、B大学は200人の場合、どちらのほうが教員に強いかは明確です。そうしたことから必ずしも採用者数が多ければいいというわけではありません。

教員就職率

私の大学では教職課程があるものの、履修者は大体全体の2%程度、さらに合格者はその中の15%程度です。あえて教員になりたい人がこの大学に行く価値はあるでしょうか?  しかし先程の事例からもわかりますが、こちらも弱点があります。例えばC大学は合格率80%ですが1学年10人、D大学は同じく合格率80%ですが1学年300人と考えればわかります。少人数のほうが手厚いというメリットはあるものの、小さいところほど1人の合否で割合が大きく変わってくる部分があります。(年によるバラツキが大きくなりやすい)こうした点にも気をつけていく必要があります。

正規採用かどうか?

最後に正規のみか非正規も含むかということです。実は非正規も含む場合と正規のみでは順位が結構異なります。非正規が多い場合当然安定しないわけですし、現職といっても毎年採用試験を受け続けるなどハードな部分もあります。特に教員の正規の一発合格は難しいことから非正規でも教師を目指すために受け入れるかどうかを高校生のうちに考えておいた方がいいでしょう。・

 

あまりオススメしない大学・学部の選び方

雑誌や書籍でオススメされていた

設立が比較的新しい地方の私大に多い傾向があります。「現役高校教師もオススメ」など色々宣伝文句がありますが、所詮その雑誌や書籍にお金を払って広告としているだけです。本当に実績があるのかはこのあと紹介するようなやり方の方がわかります。

有名大学・国公立大学だから

有名大学や国公立大学でも教員に実績がないところは多くあります。特に教育系のない大学の場合、教職課程があっても採用に全く力を入れていない、ノウハウがないところは意外とあります。ネームバリューは大事ですが、教員一筋の場合は最優先にするべき箇所ではありません。ただし、教員以外にも進路を考えている場合、教員免許を取ることが最終目的であれば悪くない選択肢です。

高校の先生のオススメ

高校の教員免許を所有する筆者が言うのも微妙ですが、高校の先生は受験のプロとは限りません。特に未だに頑なに国公立大学を信仰するもの、いつの話?というような昔話をする教員は結構います。ただし、参考になることもあります。塾と異なり受験指導だけが仕事ではないため、どうしても疎かになっている現状があります。受験は特に去年の情報が通用しないことが多々あるような非常にスピードの早い面があることから、このブログも鵜呑みにしてはいけません。また、親の情報も同様です。

 

個人的にオススメの大学・学部の選び方

就職先から判断する

大学には就職先が載っていますが毎年すべての就職先を載せている大学、一部抜粋の大学、数年間の情報を一部抽出しているところなど様々です。おそらくこれだけでの判断は難しい気がします。

各大学のホームページにある教職課程のページを見つける

こちらのページのほうが詳しく載っています。いきなり見つけることは難しいので、学部のページ等から取得可能な資格のページに飛びます。ここに学部で取れる教員免許の種類が書いてあり、ここのページやそこから更に別のページ(就職関係のページなど)に免許以外の教員養成についての情報の記載をされています。大学によっては教育学部がなくても教職に特化した教職センター的なものがあるところもあるので、そういった大学は力を入れている傾向があります。

見つからない!!という人もいるとは思いますが、教職課程のある大学では教育職員免許法施行規則第22条の6に基づいて教員の養成の状況を公開しなくてはいけません。これは義務なのでどの大学のホームページにも必ずあります。ちなみに公開義務のある項目は6項目ありますが今回はその中の一部を紹介します。

 

2. 教員の養成に係る組織及び教員の数、各教員が有する学位及び業績並びに各教員が担当する授業科目に関すること

大学によっては常勤(専任教員)の教職担当の教員数などが載っています。教科の科目と教職の科目がありますが、後者の科目の方が大事になってきます。特に教職科目の専任教員数が少ない大学は採用実績があまりよろしくない学校も結構あります。

 

4. 卒業者の教員免許状の取得の状況に関すること 5. 卒業者の教員への就職の状況に関すること

ここをチェックしてください!!! ここだけは絶対にチェックしてください

4はどのくらいの人が免許を取得しているか、5はどのくらいの人が実際に教員に採用されたかについてです。学校によってはここで丁寧にも正規教員か非正規教員か記載している場合もあります。特に教育学部以外で学生数に対して教員免許取得者が少ない場合、あまり力を入れていない可能性もあります。

これらはどの大学であれ公開されています、ぜひ教員志望であればチェックしてみてください。ちなみに稀に載せていない大学もありますが、そういう大学は察してください。(私の大学は載せていなくて文科省に怒られました)

文科省HPの認定大学等実地視察についてを閲覧する

すべての大学ではありませんが、年に数大学~数十大学の教職課程について文科省が評価をしているページです。甘々なのかと思いきや、結構はっきりと良いところと悪いところについて書かれているので意外とオススメします。専門的なことはわからなくても、文句をたくさんつけられている大学はあまり積極的に選ぶ理由はないかと思います。ただし、どこの大学も免許の交付に関しては年々厳しくなっています。

www.mext.go.jp

 

実際に訪問して雰囲気を確かめる

やっぱり最後はこれかなと思います。雰囲気って何気に大事だと私は思います。オープンキャンパスとかで行ってみると直感的にここの大学いいな、ちょっとななど色々ありますがなにかしたら感じます。そういう直感や雰囲気ってあながち間違いではないと思うので、行ってみて確かめることってお金も時間もかかって大変ですが行ってみるのが結局は一番だと思います。一度も行ったことのない大学に行くのってちょっとリスキーですし、行くことで受験勉強のモチベーションが上がることもあります。学校によっては教員や事務との相談会や、現役大学生と関わって意外な話を聞けることもあります。教員養成系だとホームページやパンフレットに載っていない裏情報的な話をすることもあります。

 

まとめ

公立学校の教員は地方公務員かつ、小中学校の場合には学校数も多いことから転居を伴う異動というのがほとんどありません。私も挙げたような安定性で志望していた時期がありましたが、実際にはかなり大変な職業でこうした理由だけだと中々続かないと思います。逆になるべき教師の理想像がありすぎても、理想と現実のギャップで後々苦しむことも多々あります。高校生のうちに調べられるだけ調べた上で本当に教師になりたいか、もう一度考えてみることをおすすめします。

また、大学進学後に免許を増やしたい(教育学部ではないので小学校免許が取れないなど)場合、採用後に追加で取ることも多くの自治体で推奨されていますし、上越教育大学の大学院で取る、明星大学などの通信で取れるパターンなど方法はあります。私の知り合いでもこうしたパターンで取る人がいるのでどうにかなります。

学生で中央ろうきんの口座を開設しました

最近ですが、中央労働金庫の口座を開設しました。住信SBIネット銀行と併用しています。

労金はざっくり言うと労働者を対象とする非営利の金融機関ですが、学生でも開設することができます。

制度の細かい部分は全国に13ある労働金庫で異なりますが、基本的にはどの労金でも同じになります。ここでは筆者の地域にある中央労働金庫の事例となります。

※ 場合によっては開設手順も異なるので問い合わせあるいは店舗への訪問等をするといいかもしれません

以前執筆した住信SBIネット銀行についてはこちらの過去記事に詳しくあります。

peugeot208.hateblo.jp

 

 

労働者以外(学生)の口座開設

基本的には労働組合経由で作る労金ですが、学生はもちろん入っていません。そこで開設する方法としては親が(両親以外でも可能かは不明)労金の口座を持っている場合は親の紹介的な感じで作成ができる場合があります。(必ずできるとは限りません)

私の場合は親の勤務先の組合が労金と取引があり、その関係で親が口座を持っていました。そのため、家族会員的な感じで開設することができました。もしも所属の会社や労働組合の所属が変更になった場合には取引の支店に申し出をすることで、使い続けられると思います。

生協(コープ)の一部では労金と取引があることから、生協の組合員や家族の場合にも口座を開設することができます。私の家で加入しているコープにはよく労金のチラシが入っています。

いずれにも加入していない場合、最低出資金1000円からで加入することができます。この方法だとほとんどの方が口座開設ができますが、他と異なり出資金が必要となるので注意が必要です。

一見するとハードルが高いですが、とても便利な金融機関なので持っていて損はないです。インターネットではアフリエイトの関係で勧める人はあまりいませんが、ある意味で最強だと思います。

ろうきんのメリット

※ 一部のろうきんではこの通りではないので、各自で確認してください。ここでは中央労働金庫の事例となります。

ATMが24時間365日実質0円で利用できる

公式サイトによれば

MICS加盟の金融機関(都銀、信託銀行、地銀、信金、信組、JA等)ならびにゆうちょ銀行、セブン銀行イオン銀行ビューカードビューアルッテ)、コンビニ(イーネットローソン銀行他)のATM・CD

とあります。国内にあるほぼ全ての金融機関で使用することができ、かつATMの引き出し手数料が即時キャッシュバックされます。キャッシュバックなので一応時間外手数料は取られます。また、終日ろうきんATMに加え、イーネットローソン銀行終日、セブン銀行の7時から19時、イオン銀行の平日1時から23時と土曜休日の8時から21時、ビューアルッテの始発から終電まではそもそも0円です。

ネット銀行でも回数無制限で提携ATMからの引き出し0円は相当な高いランクでないとないのでかなり貴重な存在です。

 

振込手数料が月3回まで実質0円

こちらはろうきんダイレクトのインターネット/モバイルバンキングでの振込時に、給与振込か年金受取を行っている場合に3回まで0円となります。

即時ではなく、翌月20日にキャッシュバックとなる点がATMと異なります。

3回は多い方ですが、住信SBIネット銀行なら21年春から5回まで無料になります。上手く使い分けしてもいいかもしれません。

 

インターネットバンキングでも通帳発行ができる

逆に通帳レスもできます。インターネットバンキングにも関わらず紙の通帳も発行できるのは珍しいかなと思います。また、全国のろうきんで記帳することができます。

 

デメリット

ICキャッシュカードの発行に1100円かかる

無料だと磁気カードになります。ちなみにICキャッシュカードは1日に200万円まで引き出し可能になります。(磁気は50万円/日)

 

デビットカードが国際ブランドではない

J-Debitという国内の金融機関が共同で運営するブランドのもので使い勝手が微妙です。

 

まとめ

実は最も使い勝手の良い金融機関は労金だと思います。会社の都合で作らされる場合もあり持っている人は多いものの、自前のATMの少なさなどから使いこなせていない人が多いような気がします。ネット銀行系と異なり有人店舗も充実していることから、いざというときの安心感もあります。また、ネット銀行では口座振替で使えないことが多々あることからも、労金とネット銀行を組み合わせることで最強になると個人的に考えています。

スタアラシルバー VS ワンワールドルビー VS スカイチームエリート どれが良いのか?

今回は航空連合の一番下の上級会員にについて比較してみます。いずれも上級会員と聞いて想像するような航空会社のラウンジの使用はできません! そのためあまり話題にもなりませんし、これを目指す人は一度も聞いたことがありませんが(ゴールドになるためにはシルバーを経由しないといけないために一時的になる人はいますが)まとめてみようかと思います。

特典内容

スターアライアンスシルバーの特典

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ワンワールドルビーの特典

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スカイチームエリートの特典

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この3つだと言うまでもなくどれも微妙ですが、それでもスカイチームエリートは特典がそれなりに充実しています。優先チェックインはOne Worldにもありますが、優先搭乗と手荷物許容量の追加は嬉しいポイントかつスカイチームだけです。

スタアラシルバーは厳しく言えばほぼ特典なしです、イレギュラーなときのみに役立つだけなのでわざわざなるほどではないと思います。

会員へのなりやすさ

スターアライアンスシルバー

 以下の記事を参考にしてください

peugeot208.hateblo.jp

一番楽そうなエジプト航空で30000マイル、維持に2年で15000マイルまたは16フライトです。2で割れば年7500マイルまたは8フライトなので、一度シルバーになればできなくはないと思います。

ただし、やる価値があるかは微妙です。正直ステータスなしでもANAのマイル貯めた方が貯まるし使いやすいので。

ワンワールドルビー

一番楽そうなのがロイヤル・ヨルダン航空のロイヤルクラブです。ルビーの付帯するシルバー会員になるには1年で15000マイルまたは14フライトです。維持には一年に12000マイルまたは12フライトです。

こちらはビジネスクラスのチェックインカウンターがOne World加盟エアラインで使えますがそれでも微妙です。

スカイチームエリート

一番なりやすく、かつ利益も3つの中では一番享受できます。ただし国内の加盟航空会社はないので外国に行く機会があればやる価値があります。

そしてスカイチームはお金さえ払えばステータスを取得かつキープする方法があります。それも複数! 

ベトナムエアラインズカードの発行

これが最速です。これは三井住友カードから出ているもので、条件も18歳以上(高校生不可)と極めて普通で年会費も5500円(初年度無料)とリーズナブルです。

このカードを持つことで無条件にスカイチームエリートになることができます。ベトナムエアラインズゴールドカードもありますがこちらは44000円と高く、ベトナム航空の利用以外では特に差がつかないのでこちらで機能としては十分です。

デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カードの発行

アメックスのカードで年会費は13200円と一般的なゴールドカード並、グリーンのプロパーのアメックスと同じ値段となっています。

こちらは初年(最初のプログラム期間)はスカイチームエリートが自動付帯しますが、2年目以降は前年(前プログラム期間)の決済額が100万円以上の場合のみ付帯します。もしもメインがデルタ航空の場合には当然条件が厳しくても、自社の会員ということで優遇されます。100万円のハードルはそれなりに高いと思いますが、家族カードでの決済も合算できるので方法はあるのかなと思います。

番外編

デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードの発行

超有名カードで、かつては所有するだけでスカイチームエリートプラスになることができたカードでした。年会費は28600円とかなり高いですが、現在でも初年(最初のプログラム期間)はエリートプラスになることができます。2年目以降は先ほど紹介したカード同様に100万円以上でスカイチームエリート、150万円以上でスカイチームエリートプラス資格を得ることができます。こちらはより難易度が高いですが、エリートプラスではラウンジの利用ができることなど多くのメリットがあります。デルタは2021年春に羽田空港に自社ラウンジを設置することもあり、これから増々使いやすくなる航空会社なのかなと思います。

不安定なスカイチームエリート

優先搭乗ができると何度も伝えていますが、航空会社と空港によって扱いが違うようです。

以下の3枚は2018年秋に羽田空港で撮影したチェックインカウンターです。

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大韓航空のものはSkyTeam Eliteと記載されていません。このときはスカイチームエリート用カウンターも見つからなかったので一般と同じなのかもしれません。スカイチームエリート会員をチェックインカウンターでどのように扱うのかは航空会社によってバラツキがあるようでした。これは他の方もブログで発信されていました。

その一方、中国東方航空ではお手荷物規定のサイトに「スカイチームエリート会員の方23 kg以内の手荷物1個まで無料追加分としてお預かりします。 」と記載がありました。

国内空港ラウンジ 一覧表

新型コロナウイルスの影響により、閉鎖や営業時間の短縮が行われているラウンジがあります。また、羽田空港国際線ターミナル拡張に伴いラウンジの再編が行われています。

 

日本国内+韓国ソウル+アメリカハワイで使える、クレジットカード(大体はゴールドカード以上)の付帯で使える空港ラウンジの一覧です。

 

使用可能ラウンジは随時変更されることがあるので、必ずカード会社等の公式サイトを確認することをオススメします。また、カードによってはゴールド以上でも使用できない場合(提携カードなど)もあります。

このページで載せているカードは

楽天カードdカード三井住友カードJCB、イオンカード

アメリカン・エキスプレス、セゾンカード(UCカード)

オリコカード、ジャックス、ライフカード三菱UFJ銀行(MUFG)

エポスカード、エムアイカードau payカード、DCカード

です

 

北海道・東北・関東地方

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羽田2タミ出発の国際線はANAの一部路線のみです。それ以外の羽田出発の国際線は3ターミナルとなっています。

中部・近畿・中国・四国地方

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九州・沖縄地方・外国(韓国ソウル・アメリカハワイ)

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赤字のものは手荷物検査・保安検査場より後ろに位置しているラウンジです。いわゆる航空会社系のラウンジと同じ位置にあるものです。

ラウンジ名称の最初の文字が際とあるものは、国際線用のラウンジです。

また、MUFGの△はMUFGカードゴールドでは使用不可能なものです。

筆者なりのまとめ

ゴールドカード等の上級カードの宣伝文句の1つが空港ラウンジ使用可能ですが、実は同じゴールドでも発行元によって使えるラウンジが微妙に異なります。例えば、同じ空港でもAカードでは2箇所使えるのに、Bカードでは1箇所しか使えないなどです。

一番大きな差は羽田空港第3ターミナル(国際線ターミナル)で使えるラウンジがあるかどうかです。今後国際線は成田から羽田へシフトしていくのは間違いないので重要なポイントとなっています。人気のある楽天カードは羽田3タミで使えるラウンジがないので注意が必要です。楽天プレミアムカードはプライオリティ・パスが付帯しますが、羽田ではこのパスの使えるラウンジはありません。

他には福岡空港で国内線の手荷物検査場より後方のラウンジが使えるかどうかもポイントだと思います。ゴールドカードで人気上位のdカード三井住友カードでは後方のラウンジは使用できないのでこちらも注意が必要となります。

今回の表の中でひときわ目立つのがエムアイカードです。エムアイカード三越伊勢丹グループの発行するカードですが、その中で空港ラウンジが付帯する一番安いカードがエムアイカードゴールド(年5500円)です。宣伝の場ではないので細かい説明は省略しますが、百貨店以外でも国内1%、海外1.5%還元率という点に加え、羽田のTIAT LOUNGEとPOWER LOUNGE Premiumを使うことができます。これら2つはカード(空港)系ラウンジの中では一線を画するほどハイクオリティーとして知られていて、TIAT LOUNGEはスカイチーム系の航空会社の指定ラウンジにもなっています。*1ちなみに一般でも入れますが、3850円とラウンジにしてはかなり高いものの、通常別途料金のかかるシャワーやアルコール等が値段に含まれます。自由に渡航できるようになれば年に2回使えば元が取れてしまうのでお得なカードだと思います。

*1:21年春にデルタ航空が自社ラウンジを羽田に設置するので設置後デルタ以外の会社がどうなるのかは不明

田舎すぎてネット銀行(住信SBIネット銀行)の口座開設をしました

大学の後期の試験も教員免許の申請も終わり、卒業まで残り僅かとなりました。

もちろん遊びに外出できるはずもなく、自宅で過ごす日々です。

いよいよ社会人生活が始まるわけですが、勤務地は全国なので色々と変えていくこともあり、その第一弾としてネット銀行の口座開設を行いました。

 

地銀よりも便利な信金だが……

文中では信金としていますが、信組でも基本的には同じです。

大学に地元の信金ATMがあったので、入学時に口座を作りました。信金は地域密着なので地域内には多くの支店やATMがあります。

しかし、信金は自分の営業範囲だけだとどうしても範囲が狭くなってしまうことから、多くの場合で平日昼間と土曜の14時まで他の信金で引き出し、預け入れができます。*1地元地銀は土曜日は何時でも有料ですので土曜授業のあった私にとっては地味に便利でした。また、提携ATMもそれほど多くなく、あくまで自行のATM使ってねという感じです。

そんなこともあり信金は非常に使いやすかったのですが、問題点が起きました。

1点目は就活関連で都内に行く機会が増えたことです。都内にも信金はありますが、駅の近くは意外とATMが少ないです。*2手数料を払いたくないために信金のATM探し、訪問で時間を使ってしまうことがありました。コンビニはとても多く、メトロだと駅にセブン銀行のATMがあるところも多くセブン銀行なら…と思っていました。

ただし、私の持っていた信金は違いましたが、現在では平日昼間と土曜の14時まではセブン銀行ATMで引き出し可能な信金も多くあります。JAバンクもそうです。意外と使える場合もあるので、一度ホームページで確認して見たほうがいいと思います。見落としがちですが、提携ATMがどこかを知っておくと本当に便利です。

2点目はコロナで学校に行かなくなったことです。他の信金で使えるのですが、私の家が田舎すぎて近くにあるATMがセブン銀行とJAだけです。提携で平日昼間なら地元地銀でも使えますが、徒歩30分かかる上にいつも混んでいます。*3そうなるとちょっとした手続きさえできなくなるので利便性に欠けてしまいます。結局ATMしかないなら、ネット銀行の方が実店舗なしという前提で運営されていることからどこに住んでいても便利ということです。

なぜネット銀行? 

卒業前に全国で気軽に使えることを前提に新しい口座を作ることにしました。

まず、ゆうちょ銀行ですが、こちらは生まれたときに親が作ってくれたので(親の管理下にありますが)既に持っています。公共料金の口座引落などではネット銀行が使えないことが多いので、社会人になる前にあれば便利です。ちなみにいつでもゆうちょのATMなら使えるのもメリットです。近年ではファミリーマート内の設置がゆうちょATMだったりします。

ただし、ゆうちょだけだとどうしても…ということでネット銀行を選びました。ネット銀行ではメガバンクと違い維持費もかからず、かつコンビニATMやゆうちょATMで一定回数まで無料であったり、振込も一定回数まで無料なので作ることにしました。また手続きが基本的に自宅でできる点もこれからの時代はいいなと思いました。田舎に住みつつも頻繁に都会に行く中で、ゆうちょやコンビニは全国どこにでもあるので困ることもないと思ったのが決め手でした。

また、デビットカードと親和性が高いのもネット銀行です。高校時代からプリペイド式を普段から使っているので、即時引き落としは本当に便利です。口座と紐付けしてあることからいちいちチャージしなくていい点もATMがあまりない私からすると便利だと思いました。更に、今話題のバーコード決済でも銀行口座と紐付けできますが、ネット銀行はセキュリティ対策が特にしっかりしていることから安心して使用することができます。

ちなみにろうきんは回数無制限で全国のATM(全国の労働金庫だけでなく、コンビニや他の金融機関等)で手数料が回数時間無制限で実質無料で引き出し可能です。*4ただし、口座を開設する場合には基本的には労働組合から申し込む形になるので事前にろうきんとの取引があるかチェックが必要です。

なぜ住信SBIネット銀行

結論から言うと初めてのネット銀行は住信SBIネット銀行にしました。

2021年4月よりスマートプログラムの内容変更が行われます。

1、提携ATMが月5回まで無料で入出金可能

2、振込手数料が月5回まで無料

3、デビットカードの還元率が0.8%と高い

4、セブン銀行ローソン銀行ではスマホアプリで引き出し可能

※スマート認証NEOに登録すると残高に関わらずここで紹介しているランク2からスタートとなります。

1についてはセブン銀行であればセブン銀行であれば7時~19時まで何度でも無料、イオン銀行では終日何度でも無料ですが、いずれも自行のみです。SBIだと回数制限があるものの、セブン銀行イオン銀行ローソン銀行、ゆうちょ銀行、Enet、ビューアルッテとカバー範囲が広い点に魅力を感じました。

入金回数は無制限という銀行も多いので、もしもこまめに入金されるような場合にはソニー銀行をはじめ他のネット銀行の方がいいかもしれません。

2については5回という十分すぎる回数なのと、6回目以降は1回157円と他行よりも安い点に魅力を感じました。

3についてはSBIでもVISAブランドだと0.6%だったりします。0.8%のものはMasterCardです。地銀やメガバンクでもありますが、大体は0.25%程度です。

4については普通の人にはあまり関係ないですが、普段からKyashを使っていたことからアプリで完結する便利さを個人的に享受していたことから魅力的でした。

最後まで悩んだソニー銀行住信SBIネット銀行

ソニー銀行は提携ATMが月4回まで無料、振込手数料が月2回まで無料です。特に提携ATMについてはSBIでは使えるビューアルッテが使える一方で、使えない三井住友と三菱UFJでも使える点が優れています。また、デビットカードは還元率が0.5%ですが、手続き無しでキャッシュバックにでき、Google Payでは数少ないVISAタッチに登録できる点で最後まで悩みました。

しかしながら、入金をよくする場合(月に2回以上)には入金回数は無制限というソニー銀行の方が便利です。

VISAタッチは普及がまだ少ない点、今あるKyashや発行予定の三井住友カードでもスマホでVISAタッチができなくてもカード自体でできる点でカバーできると思い、今回は見送りました。

また、SBIの方には他の口座から毎月決まった日に自動でSBIの口座に入金する制度があります。逆の決まった日に他の口座に振り込む制度はソニー銀行含め意外とあります。

実際に開設してみて

開設方法が数種類あるのですが、運転免許と自分の顔写真を撮影して口座開設をしました。

1/26 オンラインで口座開設手続き

1/29 口座開設完了通知

この時点でアプリでスマート認証NEOを行い、セブン銀行ローソン銀行ATMで入出金が可能となります。

2/3 デビットカード(兼キャッシュカード)の到着(簡易書留郵便)

このようにあっという間に開設、利用することができました。まだ利用はしていませんが、今後また機会があったら経過について書こうと思います。

*1:親の持っている信組だと平日昼間と土曜14時までセブン銀行のATMでも無料で引き出しできたり、細かい部分は各金融機関で異なります

*2:大宮駅西口DOMの埼玉縣信用金庫のATMには何度もお世話になりました

*3:今年中に地元地銀の支店も閉鎖されるのでATMだけになります。

*4:手数料をキャッシュバックする形を取っています