ビックカメラSuicaカード作りました

クレカ選びの末に辿り着いた結論です。

もちろんこのカードは100点満点のカードではありません。それはどんなカードであってもそうだと思います。

今回は8月31日火曜日にインターネットで申込、オンライン口座振替対応金融機関を引落口座にしたためすべてインターネット上で完結し、1週間後の火曜日に到着しました。

そこで今回はなぜこのカードを発行したのかについて書こうと思います。

メリット

年間決済額100万円未満であれば高還元率

結局還元率になりました、大事です。筆者は高校時代の2016年に当時還元率2%のLine プリペイド(JCB)から入り2020年春までメインカードとして使用、2018年からはKyashと併用しつつ、2021年からは住信SBIネット銀行のミライノデビットPlatinumを使用していました。ちなみに2018年にはぎりぎり未成年だったタイミングで親の意向でAOYAMA Life マスターカードを作らされました。(ポイントの使い道がスーツ購入しかないので寝かせています)

前置きは長くなりましたが、実は還元率1%以上のカードしか使っていなかったのです。もちろん還元率が全てではありませんが大事な要素です。

また、100万円未満としたのは年100万円以上決済することでボーナスポイントが出るゴールドカードが多くあるためです。*1筆者は年100万円も決済できる環境にないので今回はスルーしました。

ちなみに常時1%以上の高還元率カードはほかにも楽天カードリクルートカードなど探すと色々ありますが、楽天カード逆張りなので元々興味がありませんでした。リクルートカードは常時1.2%還元でリクルートポイントからdポイントとpontaポイントにできますが、dポイントは親がdカード決済でポイントがこれ以上あっても仕方ない点で今回はスルーしました。

鉄道通勤者で、今後もJR東日本を使用することが想定されるため

仕事の関係で隣接県への異動があるため鉄道通勤が続くとは限りませんが、通勤以外でも帰省の際に必ずJR東日本を使うことになるためこのカードの発行に踏み切りました。ちなみに他のビューカードでなくこのカードにした理由は年会費が実質無料である点に加え、還元率が唯一の常時1%であるためです。

Visaタッチがapple pay経由で使用できる点

記事を執筆中にvisaタッチに対応したというプレスリリースが出ました。カード自体は非対応ですがiPhoneapple payに登録することでVisaタッチ決済に対応できる点で非常に便利になりました。最近ではVisaタッチが使える店舗も増えていることから益々便利になりました。

Suicaチャージでの1.5%還元

親がdポイントを余らせているので(ポイント共有している)d払いをすることもありますが、やはりSuicaは決済スピードが速い点で使い勝手が優れます。特にSuicaチャージでポイントが付くカードは現在ではそう多くない点で他のカードにはないメリットです。オートチャージは今はお出かけができないのでなんとも言えませんが。

保険勧誘とかがあまりなさそう

お前は勧誘されるような立場ではないだろうと言われたらそれまでですがこれは大事だと思います。個人的にはDM送付くらいならまだ我慢できますが、電話とか来たら嫌だなと思いましてここまで考えました。ビューカードは絶対ないというわけではないですが、調べた限りほとんど出てこなかったので何気にこういうところもプラスになりました。三井住友カードはvpassアプリからこうしたものを停止できるそうですが、他の会社は大体電話からしか停止できないそうなのでかなり厄介です。

実はお得ではない話

ここからは割と見落としがちなこのカードの弱点?についてです。

ビックカメラでは大してお得ではない

筆者はビックカメラのヘビーユーザーですが、このカードの宣伝文句である最大11.5%還元は電子マネー支払いで付与される10%に加え、Suicaチャージで付く1.5%の合計となるため、他のビューカードでチャージしても同じことです。また残高は最高2万円となるため2万円以上の買い物時には11.5%還元にはなりません。ちなみに2万円超えの買い物時にはこのカードでクレカ払いすると、10%のビックポイントと0.5%のJREポイントだけです。普通のクレカだとビックポイント8%に加え、各クレカの還元となるのでお得はお得です。しかし根本的な話ですが、ヨドバシカメラの店舗ではクレカで払っても10%ちゃんとポイントが付きます。

 

残念な点

国際ブランドを選べるようにしてほしい

現在ビックカメラSuicaカードはVisaとJCBのみ選択可能です。マスターカードも作ってください。後発のJRE Cardにはマスターカードもあります。また、iPhoneの場合、ほとんどのカード(マスターカード)をapple payに登録するとマスターカードコンタクトレスが使えます。国内シェアの高いiPhoneマスターカード(とJCB)親和性が特に高いので、一番お得なこのカードで選択不可能なのは非常に残念です。もちろんJCBにすればapple pay登録もできますが、個人的には年々JCBが使えない店舗が増えていることからVisaで発行しました。

もう少し利便性を高めてほしい

元々日本国有鉄道なので仕方ないですが、勤務先変更は未だに電話でしか行えません。引落口座の変更はインターネットから変更用紙を請求orダウンロードできますが、ネット上で完結するわけではありません。何のためのオンライン口座振替なんですかね……

引落口座の対応金融機関数も少ないですが、筆者の持つ中央労金住信SBIネットはどちらもオンライン口座振替ができるため新規発行時は便利でした。

またクレカアプリもようやく完成しました。今時当たり前のことですがこういう細かい所が弱いので気になる人は気になると思います。

同じ国有企業系のNTT系列のdカードゴールドも何気に電話でないと対応できないことがあります。

まとめ 持っておいて損はないカード

筆者はカードはできる限り少ない方がいいと考えていますが、このカードは全体的なバランスが取れているカードだと思います。メインカードとして使っても問題ない還元率なので(枠が渋いのでガンガン使う場合には難しいかもしれない)しばらくはこのカード1枚でやっていこうと思います。今更ですがやはり群馬と東京を週2とかで行き来していた大学生の頃作っておけば絶対良かったと思います。

ただしこれをメインにするのは枠の関係もあり難しい気がします。筆者のようにカメラやパソコン等の高額出費のある場合はゴールドカードの検討など他のカードのとの組み合わせも考えていく必要があります。

*1:エポスゴールドや三井住友NLゴールドなど

レンズの多様性

以前にもこうした記事を書きましたが、またしても思うようになり書きました。

peugeot208.hateblo.jp

 

私がレンズに興味を持つようになったのはちょうど10年前、きっかけはEOS Kissのレンズキットのうち標準レンズが故障してしまったことです。もちろん修理してもよかったのですが、当時は中学生でお金もなく色々調べた結果、タムロンというレンズメーカーに出会い、18-200mmという1万円くらいの高倍率ズームを購入しました。

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 当時そのレンズで撮影したもの。お世辞にも上手とはいえませんが、手振れ補正なしでどう撮るか考えさせられました。

 

この頃は一眼レフのブームで、特にキヤノンニコンのレンズは純正もタムロンやシグマといったサードパーティ製品も数多くありました。このような機会があり、高校入学の際にNikon D7100をお祝いでもらった際もニコンの方がキヤノンよりメカニカルでいいなと思って切り替えたのですが、実はそのときPentaxとも悩みました。当時薄っすらですが、Nikonを選んだ主な理由の中にレンズメーカーのサードパーティ製も選べるから後々の選択肢が増えると中学生なりに考えたことを覚えています。(当時ペンタックスサードパーティ製はあったものの、2013年頃には数年前の古い製品がほとんどでした)

 

それから時は経ち、大学1年のとき中古カメラにハマった時期があり、タムロンの24-70F2.8(初代)を購入しました。時期的にはSony α7Ⅲ登場直前くらいです。新品同然のものを5万8000円くらいで買いました。このときまたしてもタムロンに助けてもらいました。ちなみに標準レンズはあまり使わないのであえてサードパーティ製で十分だという結論に至りました。ちなみに望遠レンズはニコン純正の70200F4です()

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こちらは2019年春にNikon D7200にTamron 24-70F2.8(Model a007)で撮影したもの。

 

そして今、完全にミラーレス主導になる中で大きな転換点があります。

それはかつてのカメラの2大メーカー、キヤノンニコンのミラーレスマウントから純正以外のレンズが登場していないということです。現実には中華製の単焦点などわずかにはありますが。ちなみにAF動作するキヤノンRFレンズがサムヤンからありましたが、突然姿を消しました。状況が異なり、ボディを作る側としてはなんとしても利益率の高いレンズで稼ぐ、電子制御ゆえに解析等が難しいなど技術革新に伴い色々と事情があるのだとは思います。

最近はたまたま触ったCanon EOS R6に感動してずっとRFにするシチュエーションを考えていましたが、先日タムロンからEマウント向けの150-500mmを見て、値段だけではなくてサードパーティーって面白いなと思ったのと同時に、選択肢が多いとそれだけ比較できるわけなので選ぶ楽しみもあってやっぱりレンズは数を選べるに越したことはないなと思いました。また、昔みたいに純正とガチンコ勝負というようなサードパーティ製レンズだけでなく、純正をうまくかわしたり穴を埋めるような値段以外にも魅力的なレンズが増えたような気がします。もちろんクオリティもですが。

中学生の頃と最終的には考えが変わっていないことに気づいたそんな日でした。

住信SBIネットのスマートプログラムのランク3は簡単に到達できる

住信SBIネット銀行は他の銀行のように、利用者に対する優遇措置があります。

2021年春以降はスマート認証NEOというものを行えば、自動的にランク2(ATM入出金月5回、他行振込手数料月5回無料)になります。ただし、他行と異なり入金回数がカウントされる点や、場合によっては月5回では少ないという方もいるかもしれません。そこで次のランクになろうと思う人もいるかもしれませんが、最近案外楽に達成できると思うようになりました。

ちなみに価値があると思えば、ミライノカードGOLD以上かミライノデビットPlatinumに課金すればランク2から自動的にATM入出金月20回、振込手数料月20回無料)になります。一番安いミライノカードGOLDは年会費3,300円で還元率1.0%です。

話は戻り、ランク3への到達ですが、ランク3ではATM入出金月10回、振込手数料月10回無料になります。このくらいあれば大体はどうにかなるのかなという感じです。ランクを上げる方法は他行以上に色々あるのですが、今回はそのうちいくつか紹介します。

 

まず、ランク3の到達条件は以下の通りです(2021年7月現在)

f:id:peugeot208:20210723155401p:plain早い話、300万円預けておけばいいだけの話ですが、筆者もそんなに貯金はありません。

そこで今回はそれ以外の方法で、できるだけ楽にランク3に到達、維持できる方法について考えてみます。

 

とにかくリスクを負いたくないとき

給与・賞与・年金振込ができる場合

給与・賞与・年金受取+ミライノデビット月末確定3万円以上


※ 給与振込については勤務先が普通の振込扱いだと対象外となるそうです

これが一番安全です。リスク0でランクアップできます。ミライノデビットは使い物にならないJ-Debitではなく、VISAかMasterCardから選べるので普通にクレジットカードのように使えます。特にMasterCardだと還元率0.8%で、ポイント付与対象外も限りなく少ないので割とお得だと思います。裏技的ですがSuicaチャージでも現時点ではポイントが付与されます。ただ、現実問題として給与振込の銀行が指定されている企業も多いと思うので中々難しいのかもしれません。

給与・賞与・年金受取+ミライノデビット月末確定1万円以上+SBIハイブリッド預金(月末残高あり)

デビットカードで3万円はキツい(他のメインカードがあるなど)という方向けです。SBIハイブリッド預金って何??となると思うので軽く説明します。(アバウトなので突っ込まないでください)

SBIハイブリット預金とは

SBI ハイブリッド預金とは、SBI 証券における株式等の現物取引の買付代金や、信用取引における委託保証金に充当できる銀行預金(円普通預金です。

出典 〔SBI証券連携〕 SBI ハイブリッド預金とはなんですか? |NEOBANK 住信SBIネット銀行 (netbk.co.jp)

とあります。証券口座が必要ですが、なにか商品を買う必要もないので維持費などはかかりません。

SBI証券と連携した円預金で、SBI証券の口座が必要となる点は面倒です。ただし、元本保証かつ預金保険制度の対象となります

形的には代表普通預金口座(目的別口座を作成できるためにこうした名称になっていますが、いわゆる普通の住信SBIネット銀行の口座のことです)とは異なる口座扱いになるために代表普通預金口座から振替(無料)をして入金するか、SBI証券の口座に入金することになります。後者の場合、自動的にハイブリッド預金に振替(無料)を行ってくれます。(前者の方法でも設定を行えば自動になります)。出金方法については原則として住信SBIネット銀行の代表普通預金口座に振替(無料)した後に出金します。

給与振込等に使えないとき

ミライノデビット月末確定3万円以上+SBIハイブリット預金

制度自体は説明したので省略します。

 

多少のリスクは構わない場合

外貨預金(月末残高あり)を使う

残り2つは

SBIハイブリッド預金(月末残高あり)

給与・賞与・年金受取

ミライノデビット月末確定1万円以上(3万円以上の場合は2つとしてカウント)

この中から選べばいいと思います。(ミライノデビット月末決済3万円以上ならそれだけでOK)

 

外貨預金は預金保険制度の対象外となります。米ドルなど外貨を購入し、外貨で保有することになります。ちなみに条件としては月末に残高があればいいので本当にわずかでもいいことになります。特に外国サイトでお買い物をする場合には、ミライノデビットで米ドル決済ができるために必要な分より多少多めに米ドルに替えた上で、余った分をそのまま持っておくといったことで達成できます。

リスキーですが外貨決済等はしないという方は南アフリカランド(大体1ランド8円程度)や香港ドル(大体1香港ドル15円程度)で持っておくのも悪くはないと思います。最悪このぐらいの値段であれば暴落しても元手も少ないので精神上良いかと思います。

 

他にも円・外貨仕組預金や純金積立など色々な方法を組み合わせることでランク3までは意外とすぐにランクアップできます。(面倒くさいので今回はあえて省略しました)

他行に比べランクアップもしやすく、更にデビットカードの還元率の高さやセブンイレブンやローソンATMでキャッシュカード不要で入出金できるなど利便性の高さも兼ね備えています。

単純にコンビニATM等の入出金無料目当てであればろうきんが一番いいです()

あとは新生銀行(新生ゴールドランク以上)や東京スター銀行とかもいいと思います。ネット専業銀行はたしかに手数料が安いですが、手数料の安さだけではないので、その点には注意が必要です。

フジカラープリントで思い通りの色を出す方法

社会人初の有給ですが、そんな日に大学時代の友人からLINEが来ました。

ビックカメラネットプリントで頼んだら色がおかしい」

 

ビックカメラをはじめ今ではお手頃な価格で写真のプリントができますが、その中でも特に導入している店舗が多いのが富士フイルムのプリントサービスである、フジカラープリントとスマホ・デジカメプリントだと思います。

今回はそこで思い通りの色を出す方法について書きます。(今回は筆者がよく使うビックカメラのフジカラーネットサービスを事例として説明します)

 

自動補正を外す

最初にして一番大切なことですが、自動補正がかかっています。

ありがた迷惑というやつですね()

もちろん補正を外すことができます。

ビックカメラのフジカラーネットサービスのヘルプによれば

 基本的には全ての画像を自動補正しますが、次の場合には自動補正は行いません。
(1)編集時に「自動補正」をOFFにした場合。
(2)Exif情報で「CR=1」(画像補正禁止指示)になっている画像データ。

としています。

pg-bc-ja.fujifilm.com

 

(2)のExif情報の編集はソフトによってやり方が異なるためにここでは省略しますが、(1)は簡単にできます。

まず、プリントの種類やサイズを選び、画像を選択してアップロードします。ここまでは普通に操作すればできるので割愛します。その後アップロードした写真の一覧が表示されます。

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そして自動補正をかけたくない写真をクリックします。

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クリックすると右にトリミングや色補正が出てきます。今回は色補正をクリックします。

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自動補正がデフォルトとなっているため、オリジナルに切り替えます。

これで完了です。一括変更もできます。

ちなみにオリジナルにすると以下のようになりました。

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見比べるとわかりますが、かなり色が違います。

特に現像を行った場合などは自動補正が強いために、オリジナルにすることをおすすめします。

 

番外編 SRGBの色域で印刷される

少々専門的なことな色域の話となります。フジカラープリントの場合、プリント品質がSRGBとなるそうです。(先程と同じビックカメラネットプリントサービスのヘルプページより)基本的にはwebコンテンツ等ではこのSRGBで表現されていることが多いのですが、近年のapple製品ではSRGBよりも色域の広い、DCI-P3をベースとしたDisplay P3で表示しています。

そのためより満足のいく色を出すためには、SRGBカバー率100%に近いディスプレイで現像や確認を行うことで、ディスプレイの写真と印刷された写真との間での乖離がなくなると思います。SRGBカバー率の高いノートパソコンやディスプレイは意外とあり、お手頃価格のものも多いのでどうにかなります。(この辺はTHE 比較様などが詳しく検証されていることから参考になります)ただしゲーミング用だとSRGBカバー率6割程度のものも多くあるため注意が必要です。

数は少ないですが工場出荷時にキャリブレーション済みのディスプレイや(EIZOBENQなど)ノートパソコン(限りなく少ない)、更に色域変換のできるものであれば更にいいと思います。

 

最後にですが色域について専門的に勉強したわけではないので間違えている部分があるかもしれません。あくまで参考程度にしてください。

ロジテックのUSB Type-C対応SSDケースを購入しました

PCがThunderbolt3に対応したUSB-C端子があることから、USB-Cに対応するSSDケースを購入しました。

購入した商品はこちらです。

一度装着すると外すことが難しいというレビューの多い商品です() 

 

実はSATA接続のUSB-C対応ケースはあまり多くなく、日本メーカーのものだとロジテックとセンチュリーしかありません。有名な玄人志向からはまだないです。ORICOなど中華メーカーが多い分野となります。個人的にInateckでも良かったのですが、せっかくなので今回はこちらを購入しました。

 

開封・装着

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ケースの他にUSB-C & CケーブルとUSB-C & Aケーブルの2本が付属しています。

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散々ネットに固すぎると書かれていますが、SATAの差込口が固いというよりは横にスポンジが入っていたりするからだと思います。私の感覚ではそれほど固くはないですが、一度装着すると外すのは面倒だなと思いました。(SSDを斜め上にしながら外すのがコツです)言い換えればしっかりと固定されるので安心感があります。

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入れると写真のような感じになります。もちろんドライバー等の工具は一切不要です。細長いスポンジが2つ付属していて、これを入れることで微妙な空白が埋まり固定されます。(SSD,HDDが7mm厚のときに使います)

M.2 NVMe接続のSSDケースも最近は多くそちらのほうがリーディング/ライティングともに高速ですが、発熱がより多い点やカバーが割と高価な点、そして何よりもカバーに装着する際には工具が必要になることが多いという面倒な点から個人的にはまだSATA接続のSSDで十分です()

ベンチマークテスト

早速ベンチマークテストを行いました。商品に付属していたケーブルを使用しています。

まずはSSD側、PC側ともにUSB-Cで接続した結果です。

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SSDのスペック(シーケンシャルリード/ライト(最大)555/540 MB/s)ですが、それに近い値となっています。

続いて、SSD側がUSB-C、PC側がUSB-A(USB3.0またはUSB3.2Gen1)で接続した結果です。

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先程よりは速度は落ちたものの十分速いです。

 

おまけ オーバープロビジョニング

SSDをオーバープロビジョニングしてみた結果

オーバープロビジョニングについてはこちらを

jp.transcend-info.com

相当意訳するのであればSSDやHDDの一部の領域を未割り当てにすることです。寿命延長やパフォーマンス向上に繋がりますが、恥ずかしながら今回設定していなかったことから20GB(適当に)を未割り当て領域としました。(Ease usなどでできます)ただし工場出荷時に多少は未割り当て領域が確保されていることが多いとは思います。

 

SSDをオーバープロビジョニングした後でリーディング/ライティングのベンチマークテストをした結果がこちらです。

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私も驚いたのですが、シーケンシャルリードが使用SSDのキオクシアが公表している最大555MB/sにかなり近い数値を叩き出しました。シーケンシャルライトも最大540MB/sですがそれに近い数値を出しています。今更ですがオーバープロビジョニングの重要さを感じました。(20GBもやる必要があるかはさておき)

 

参考 今回使用したSSD

装着したSSDはこちらになります。

詳しいスペック等はこちらを

personal.kioxia.com

 

 ちなみに今年初めに購入したものです。その際の記事はこちらになります。

peugeot208.hateblo.jp

個人的にデータの保管用で使うのであれば他社製のもの(サムスンやWD、Crucial(Micron)あたりなど)に比べ安いうえに品質等に定評があるのでいいと思いますが、システムドライブで使うとなるとクローンソフトが付いていないことから正直微妙ですね……(クリーンインストールSSD換装するなら関係ないですが)

特に最近はクローンソフトもクローンする場合には大体有料なのでトータルでは高く付くこともあり得ます。