以前にもこうした記事を書きましたが、またしても思うようになり書きました。
私がレンズに興味を持つようになったのはちょうど10年前、きっかけはEOS Kissのレンズキットのうち標準レンズが故障してしまったことです。もちろん修理してもよかったのですが、当時は中学生でお金もなく色々調べた結果、タムロンというレンズメーカーに出会い、18-200mmという1万円くらいの高倍率ズームを購入しました。
当時そのレンズで撮影したもの。お世辞にも上手とはいえませんが、手振れ補正なしでどう撮るか考えさせられました。
この頃は一眼レフのブームで、特にキヤノン・ニコンのレンズは純正もタムロンやシグマといったサードパーティ製品も数多くありました。このような機会があり、高校入学の際にNikon D7100をお祝いでもらった際もニコンの方がキヤノンよりメカニカルでいいなと思って切り替えたのですが、実はそのときPentaxとも悩みました。当時薄っすらですが、Nikonを選んだ主な理由の中にレンズメーカーのサードパーティ製も選べるから後々の選択肢が増えると中学生なりに考えたことを覚えています。(当時ペンタックスのサードパーティ製はあったものの、2013年頃には数年前の古い製品がほとんどでした)
それから時は経ち、大学1年のとき中古カメラにハマった時期があり、タムロンの24-70F2.8(初代)を購入しました。時期的にはSony α7Ⅲ登場直前くらいです。新品同然のものを5万8000円くらいで買いました。このときまたしてもタムロンに助けてもらいました。ちなみに標準レンズはあまり使わないのであえてサードパーティ製で十分だという結論に至りました。ちなみに望遠レンズはニコン純正の70200F4です()
こちらは2019年春にNikon D7200にTamron 24-70F2.8(Model a007)で撮影したもの。
そして今、完全にミラーレス主導になる中で大きな転換点があります。
それはかつてのカメラの2大メーカー、キヤノンとニコンのミラーレスマウントから純正以外のレンズが登場していないということです。現実には中華製の単焦点などわずかにはありますが。ちなみにAF動作するキヤノンRFレンズがサムヤンからありましたが、突然姿を消しました。状況が異なり、ボディを作る側としてはなんとしても利益率の高いレンズで稼ぐ、電子制御ゆえに解析等が難しいなど技術革新に伴い色々と事情があるのだとは思います。
最近はたまたま触ったCanon EOS R6に感動してずっとRFにするシチュエーションを考えていましたが、先日タムロンからEマウント向けの150-500mmを見て、値段だけではなくてサードパーティーって面白いなと思ったのと同時に、選択肢が多いとそれだけ比較できるわけなので選ぶ楽しみもあってやっぱりレンズは数を選べるに越したことはないなと思いました。また、昔みたいに純正とガチンコ勝負というようなサードパーティ製レンズだけでなく、純正をうまくかわしたり穴を埋めるような値段以外にも魅力的なレンズが増えたような気がします。もちろんクオリティもですが。
中学生の頃と最終的には考えが変わっていないことに気づいたそんな日でした。