推しの生誕ライブで見た景色

8月になりました。地下アイドルのヲタクなので8月といえばTIF(Tokyo Idol Festival)の時期です。今年は元々オリンピックで10月に延期でしたが、コロナの影響で中止が先日発表されました。

普通の地下アイドルのヲタクの8月といえばTIFだと思います。*1ですが私にとっては今はもうアイドルをしていない、推しの誕生日です。ということは生誕祭(ライブ)です。

実は先日、そのもうアイドルをしていない推しとお金を払って10分間Zoomで10ヶ月ぶりにお話をしました。そんなこともあり、今回は推しの生誕ライブのことを書こうと思います。

 

まえがき

大学2年の2018年初夏、友人の影響で地下アイドルを好きになりました。興味を持ったのはアキシブprojectでした。9月頃Twitterをきっかけに更に気になるアイドルグループを見つけました。その際、そこのグループに所属していた後に推しになる子を見つけました。その後、健康面で優れなかったことから現場(ライブ)デビューは遅れまくり、最終的には2019年3月になりました。デビュー後は想像以上に楽しかったこともあり、月に1度は最低でも現場に行くようになり、毎回チェキも撮っていたためいわゆる認知ももらいました。そして夏になり、ライブ参加経験を積んだ上で、いよいよ生誕ライブというわけです。ここまでが前書きです。

 

7月の中旬ごろ、いよいよ推しの生誕ライブの予約受け付けが始まりました。先着で若い整理番号から中に入れるということもあり、時間ぴったりにアクセスし、18番をゲット。年に1度の推しが主役ということ、また自分も初の経験ということでめちゃくちゃ気合いが入っていました。

そして、2019年8月6日。会場はSHIBUYA O-WEST。初めてのような緊張感。(お前別に観てるだけだろ) 整理番号が18ということで18番目にライブハウスに入ります。既に1列目に人がいたので2列目の中央より少し横に立ちました。今まで1番いい立ち位置でもTwinBox AKIHABARAの5列目くらいだったので近すぎ!という感じです。

いよいよライブが始まりました。この日のSE*2での高まりはいつも以上でした。ステージの照明が付いた瞬間、いつも以上に距離が近いことを改めて実感しました。こうしてライブが始まりましたが、始まってしまえばいつもどおりのライブです。もちろん生誕ライブなのでメンバーや親からのお手紙や花束、メッセージなどの普段はないものもありますが。

自分もいつも以上に興奮状態であったことからライブ中は大まかなことしか覚えていません。しかし、いつものライブとははっきり違ったということをはっきりと覚えています。

まず、推しの輝き。いつも輝いていますがこの日は普段とは比べ物にならないほどでした。推しカラーはピンクでしたが、ピンクがいつも以上にお似合いでした。

次に一体感。実は推しはグループでのファンの数は1番ではありませんでした。それなので普段のライブではサイリウムや声援などが少ないという時がありました。ですが、この日の主役は推し。前方も単独ライブだったので推しが同じヲタクということもあり、いつも以上の熱量、そしてそこから生まれる一体感は通常時ではないようなものでした

そして、最後に。色々とライブに行きましたが、今までで1番楽しかったです。1年経った今でもそう思います。具体的に〇〇だからという理由こそないものの、最高のライブでした。推しの輝き、ヲタクの一体感、そして生誕ライブという推しひとりが主役であったことなど様々な要因が揃ったからだと思います。推しもTwitterで年に1度の1番大切なライブなので来てください!というツイートしていましたが、終わってから納得がいきました。

 

あとがき

実はこの3ヶ月後くらいに推しは辞めました。辞めましたがTwitterもインスタもやっていますし*3、時々Only Fiveやオンライントークもやっています。*4推しが辞めた後もヲタクを辞めずに私自身はコロナの影響がそれほどではなかった2月頃までは他のグループのライブにも行ってました。アイドルやグループによって良さはそれぞれです。ですが、ライブを観ていても自分の中であの頃を超えることはありませんでした。アイドルを辞めてから懐かしむと同時に、長らく*5アイドルヲタクをしていた中で1番熱が入っていたと感じ、自分の中で推しを超えるアイドルはもう現れないだろうなとも思いました。

それと、推しているアイドルの生誕ライブは特別なものでした。あの空気感や推しの輝きは生誕ライブでしか味わえない醍醐味だなと思いました。だからこそ、今でも1番の思い出のライブですし、お金では買えないものだなとも思います。(実際はもちろんチケット代は払いました)

今年はコロナの影響で生誕ライブの延期、中止を聞きます。早く収まり、また生誕ライブでひとりでも多くの人が楽しい思い出を作れますように。

*1:8月末の横浜アリーナでやっている@jamも一大イベントです

*2:ライブ開始前に流れるサウンド

*3:地下アイドルの場合だとその後もSNSをやっていることも多いですが、場合によってはSNSも一切やめるということもあります

*4:辞めた後も個人でチェキ販売など物販活動を行っていることは最近は多いです

*5:筆者は2012-13からNMB48SKE48、2014-17は乃木坂46、2015-16は掛け持ちで欅坂46(わずかにひらがなけやき、今の日向坂46)、2017-19はモーニング娘。のヲタクとかなり色々なグループのヲタクをしていました