三井住友カードゴールド(NL) レビュー

昨年4月に取得した、三井住友カードゴールド(NL)。

ゴールドカードの中でもインビテーション(招待)で年会費無料となるエポスゴールドカードのライバルともいわれているこのカード。実際に保有してみての感想になります。

 

お得さとステータスさを兼ね備えた実用的なゴールドカード

 

一言で言うならこう言い表します。Suicaを使わないor他のカードでカバーするのであればまんべんなく使える最強ゴールドカードだと思います。

お得さについてはここで言うまでもありませんが、基本還元率は0.5%と低いものの100万円利用で+10000ポイント、コンビニ(セブンイレブン・ローソン・セコマ)やマクドナルド、ゼンショーグループ系列の一部(すき家、はま寿司、ココスなど)、サイゼリヤなどではタッチ決済で5%になる優れものです。単純にポイントアップ対象店舗以外でも100万円で1.5%還元になるので普通に使っていてもかなりお得です。更に一度年間100万円以上使えば翌年以降年会費がからない点でも保有しやすいかなと考えています。

決済金額の多さでボーナスポイントを付与するものとしてはエポスゴールドが有名です。こちらはSuicaチャージなどでもポイント付与される、元々1.5%還元になる店舗の種類がかなり多く(3店舗のみ)ポイント還元率の面では正直三井住友を上回りますが、Vポイントの使いやすさやカード自体のステータス、完全ナンバーレスなど使いやすさでは人によっては上回ると感じる方も多いかもしれません。

 

先端的なカード

個人的にはお得さに加え、先端的な点に魅力を感じました。人によっては不便に感じる内容でもあるので微妙ですが、おそらくターゲット層である旧三井住友プライムゴールド会員層(20代)には不便ではないかと思います。

まず、ゴールドカード初のナンバーレスカードです。カードにカード番号が記載されていないため店舗等でスキミング被害をあまり考えずに使うことができます。特に高級店にあるようなカードを預けて裏で決済するような店舗では心理的に良いカードです。

次にLine Payに紐づけできることです。QRコード決済の中でも中小事業所等を中心に圧倒的にキャッシュレスがPayPayのみの店舗が多い中でPayPayと経営統合し、相互利用ができるようになったため、Line Payとカードを紐づけることで日常生活で圧倒的にキャッシュレス生活ができるようになります。これはライバルカード(特にエポスやセゾン)にはない圧倒的な魅力だと思います。

 

つみたてNISA利用者向け

最近では増えてきましたがこのカードでSBI証券投資信託商品を買い付けると1%の還元率となります(ゴールドではないNLだと0.5%)。筆者もこのカードで買い付けを行っていますが、普通に投資信託商品を買うよりもお得なので活用しています。現在プラチナプリファードだと5%還元になるので金額が大きい人は33,300円の年会費を払ってでもプラチナプリファードの方がいいかもしれません。

 

アプリ等が使いやすい

これは三井住友カード全般に言えることですが、サイトやアプリが使いやすいです。特にLINEorアプリ通知orメールでカード利用の即時通知が届くため、これ何の決済だっけ?ということが格段に減ります。特にLINEでの通知は三井住友カードだけしかないと思います。また細かい部分になりますが、利用明細がきちんと漢字で表記されていることが多いです(JCBは漢字表記が多いですが、個人的にVISAでしっかり漢字表記されていることは割と珍しい気がします。

 

まとめ

三井住友カードといえば長年のパルテノン神殿絵柄を廃止して現行デザインにしたあたりから銀行系の古臭いカードというイメージから、今の時代らしいシンプルなカードになった気がします。アメックスやJCBなどのT&Eカードとは違いゴールドカードといってもシンプルですが、それでも筆者のような若年層からすればそこそこポイントが貯まってごちゃごちゃしていないゴールドカードというものはマッチしていると思います。一見するとカード番号やゴールドデスクが書かれていないこともあり使いにくい部分はあるかもしれませんが、調べれば解決できる人からすれば全く問題ありません。カードのステータス性は難しいかもしれませんが、これからの時代にふさわしいカードだと思います。これからもカード会社のパイオニアとして様々な取り組みに期待して終わりにします。